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ノズ・コレの燃費ひとくち講座 その7
(第61回〜第70回)

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はじめに

このページでは、ノズ・コレの燃費相談室で、私ノズ・コレが、毎週書き続けている「燃費ひとくち講座」を集めました。

相談室とは趣きをかえて、ふだんとは違った視点から綴っています。

ちょっとためになって、心がリッチになるようなお話に仕立ててあります。

感想などがありましたら、相談室の方へ書き込んでください。

お待ちしています。



第0回〜 第11回〜 第21回〜 第31回〜 第41回〜 第51回〜 第61回〜 第71回〜 第81回〜 第91回〜


第61回 ヴィッツにみるメンテナンス  投稿日:2001/12/09(Sun)

往来を歩いていると、私の目の前を1台のヴィッツが走り過ぎていきます。
たいへん親近感をかんじますが、たまに、気になることがあります。
エンジン音です。
ボボボという直4サウンドの音色は、愛車と同じでも、いま1つ、さえがないヴィッツに遭遇するときがあります。
なにやら、くすぶっている様子。
メンテナンスをきちんとされているでしょうか?
・エンジンオイル
・オイルエレメント
・点火プラグ
・エアエレメント


各交換パーツが正常な働きをしないと、満足すべき燃費が得られません。
交換時期がきたら消耗品を交換するのは、いうまでもありません。


アイドリングを3分間以上、行なっているが燃費が悪いと嘆くヴィッツ・オーナーがいます。私は、1分少々でアイドリングを切り上げ(燃費計表示で、燃料吐出量20cc/minに落ち着くまで)、発進します。
むしろ、暖機走行に気を使っています。
ヴィッツが本調子になるのは、夏で10km、冬で15km以上、走行後のこと。

第62回 燃費事始め  投稿日:2001/12/09(Sun)

私の最初のマイカーは、2代目カローラ2ドア。
何の変哲もない、どこにもあるセダンでした。
「現行市販車は、本来の性能の70%しか出していない」


の某カー雑誌の記事に触発されて、燃費向上・パワーアップにいそしむ日々に入りました。
最初に買った燃費グッズは、「ボンンファイヤ」というコンデンサの働きを応用したもの。燃費向上の効果があったのか、また、体感があったのかは、もう忘れました。
しかし、「お札1枚で、愛車が変身する」、ポケットいっぱいの夢があったのです。


エンジンオイルに入れる「モリパワー」は、今も健在。
プラグコードの「モノマグコード」は、今の「ウルトラシリコーンコード」か。


一時のブランクはあったものの、クルマのメカさえ、ろくに知らずに25年が過ぎてしまいました。こうして、燃費相談室の室長となり、みなさんにヒント集をお届けしているのが、不思議。
教える立場の私ですが、本当は、みなさんに教えられているのです。
そんな自分が、30km/Lの世界に浸っている。
20代の私には、想像すらできなかったことです。

第63回 排気系アーシング  投稿日:2001/12/16(Sun)

私のヴィッツ・アーシングは、8つのポイントから取られています。
主に点火系に関係していますが、1点だけ、エキマニのフロントパイプのフランジ部からアーシングをしています。


その効果や違いですが。
排気音が変わりました。
ノマル・ヴィッツでは、2500RPMあたりから出現していた重低音が、1900〜2000RPMから体感できるようになりました。しかも、音量を下げて。


吸気後は点火・燃焼が一気に行なわれますが、帯電した排気ガスによって、パイプ内壁では電気のススがこびりつくと想定されます。それによって、流出断面積が減ったり、排気抵抗が大きくなります。
排気系アーシングは、電気のススの除去・スムーズな排ガスの流れの効果があります。


これからアーシングをされる方には、点火系に加えて、排気系アーシングをお勧めします。
施工の際には、平網線を使用します。高温の排気ガスにより、被覆電線では、被覆が溶けてしまう理由から。

第64回 技と力  投稿日:2002/01/02(Wed)
2001年12月13日、シビックハイブリッドが発表されました。
実用的4ドアセダンのプリウスの10・15モード燃費は、29.0km/L。同じ土俵で勝負に出たシビックハイブリッドの10・15モード燃費は、0.5km/L上回る29.5km/Lです。


プリウスで実現されたTHS(トヨタハイブリッドシステム)は、シリーズ式とパラレル式を併用したシステムで、かなり巧妙にできあがています。
他メーカーの技術者が、このプログラムを解析したら、どうしても理解できなかったといわれています。


対するホンダのIMSシステムは、構成部品が少ないシンプルなハイブリッドですが、シビックハイブリッドでは、さらに進化した新ホンダIMSシステムを搭載。
エンジンは、フィットに採用されている1.3L直4i−DSIに新開発のDCブラシレスモータをドッキング。モータ部は、占積率27%アップしてコンパクトに仕上がっています。


プリウスとシビックハイブリッド。
まさに、技と力のぶつかり合いですね。

第65回 環境問題  投稿日:2002/01/02(Wed)
ノー・モア・テロリズム。
2002年版「現在用語の基礎知識」を買いましたが、ここ、2、3年はトップ記事が世界情勢に関するものとなっています。
しかし、なおざりになってはならない問題が、ほかにもたくさんあります。
自動車欄の367ページを開くと、環境問題のコラムが目に入ってきます。
「環境問題には、地球環境問題と、地域環境問題の2通りがある」


温室効果ガスのCO2をいかに減らすかが問題で、低燃費化が解決のカギとなる、地球温暖化防止がテーマの地球環境問題。
CO、HC、NOx、SOxやSPM(浮遊微粒子状物質)などは人体に悪影響があるので、排出ガスの浄化が課題の地域環境問題。


CO2排出量は、消費される化石燃料消費量に、ほぼ正比例します。
燃費を良くすることが第一。
カーメーカーが排出ガス触媒を着けたりして、排ガス浄化に努めていますが、私たちドライバーも、ソフト面から環境問題に参加できるし、また参加しなくてはならないと考えます。
エコカーへ乗換え、アクセルワーク、燃費向上グッズ装着など、対処の仕方はいろいろあるのです。

第66回 SEVの原理  投稿日:2002/01/13(Sun)
SEVは、プラズマ作用によって空気をマイナスイオン化します。
吸気側のSEVインテークの金属ベルトは、10枚くらいの銅板が重ねられています。


SEVのエネルギー源は、微弱な放射線。
プレートに埋め込まれた天然ラジウムから放出された放射線は、銅板の働きにより、エネルギーが増幅します。
これが積層されることによって、連鎖的にプラズマが高められ、大きなエネルギーに変化するのです。


同じく、銅板を積層することで、大きなエネルギーが得られる原理を応用したのが、自作トルマリングッズです。熱や衝撃で電場を発生するトルマリンが、SEVの天然ラジウムと、置き換えられているわけです。
SEVは、この原理をもとに、理論値以上の体感度を得ていますから、自作マニアのDIY熱をそそりますね。

第67回 ギネス燃費記録  投稿日:2002/01/13(Sun)
新年早々、東名浜松西IC〜浜松IC10.2km区間で、ヴィッツ・ノズ・コレ仕様車は、34.6km/Lを記録しました。

ここで、ギネスブック ガソリンエンジン部門の燃費記録を調べてみました。
ホンダインサイトによる、宮野滋さん率いる20人のチームが、イギリスのギネスルート約5600kmを走ったものです。
その記録は、36.33km/L。


私の34.6km/Lは、ノンストップ追風参考記録。
ギネスレコードは、イギリスの海岸線に沿った、起伏有りカーブ有りの変化に富んだ、一般道路で、比べるべくもありません。
ましてや、ハイブリッドカーに対抗するなどと・・・。


しかし、純血ガソリン車によって、ギネス記録に肉迫したことは、たいへん意義のあることではないでしょうか? 燃費チューン+アクセルワークで、これだけの記録が出したのですから。
第68回 燃費チューン・トライアングル  投稿日:2002/01/27(Sun)
単一の燃費向上グッズでしたら、まず最初は、点火系をアタックすれば効果的です。
体感度もあります。


次に複数を併用して、さらに燃費向上を期待される方は、点火系、吸気系、燃料系をバランス良くセレクトされることをお勧めします。
これらが、より効率の良い完全燃焼の要(かなめ)となるからです。
が、組合わせたとき、1つの燃費向上グッズが突出していると偏りができ、思ったほど、それぞれの燃費向上グッズ特性が生かされないと考えられます。


ネーミングすれば、「燃費チューン・トライアングル」と申しましょうか。

燃費向上のアプローチは、他にもいろいろあります。
1系統1品が無難のようですね。
みなさんで工夫してみてください。

第69回 クルマの基本性能  投稿日:2002/01/27(Sun)
燃費は、そのクルマの基本性能に大きく関わっています。
クルマを購入される場合、燃費がどのくらいかは、カタログの10・15モード燃費を参考にします。
これが私たちユーザーが日常運転をすると、60〜70%の実用燃費に落ち着くのが普通です。


カーメーカーは、あらゆるユーザーが運転しても、カタログデータの燃費に近い実用燃費を長らく維持できるように、クルマを設計しなくてはなりません。
それには基本設計・基本性能です。
これにかかるのが、イニシャルコストですね。


対して燃費向上グッズは、基本性能をアシストする周辺部品の1つです。
メンテナンスフリーの燃費グッズもありますが、おおむね、時期がくれば交換となります。
ランニングコストのかかる範疇でしょうか。
カーメーカーは、まず、基本設計重視と、私は考えています。

第70回 バッテリーのお話  投稿日:2002/02/10(Sun)
クルマの心臓といわれるバッテリーですが、ハイテク機器のかたまりといわれる自動車の割に、バッテリーの技術開発は遅れているといわれています。

従来の2倍の電極表面積で大電流放電特性が改善されているオプティマバッテリーは、どうでしょうか? 「スパイラルセル」といって、渦巻き状の1枚のセルが斬新ですね。
バッテリーの新技術には、こうした水平思考が大切ではないでしょうか?
出光バッテリーでは、極板の格子体を稲妻状にして、出力端子から極板のすみまで、最短距離で導通されるようにされています。


私は、数十枚が重なった丸い極板を考えました。
極板の中心から出力端子を取り出します。こうすれば、セルの外周から、どこでも均一に電気を取り出せます。名づけて「オールラジアルグリッド」。
ところがマイナス側の処理が、全周でおおう必要があります。まだまだ、思考段階のノズ・コレ式バッテリーです。





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