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ミニバンの乗り方・走らせ方
(ウィッシュで100km燃費テストにトライ!!)

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はじめに

燃費が悪いといわれているが、ボクサーエンジンに魅力を感じて乗継いだ2台のレガシィ4WD
レガシィで培った燃費テクはいかばかりかと、今度は低燃費が売りのヴィッツ1L4ATに挑戦。平均燃費30km/Lの世界も体験できました。いじれば素直に跳ね返ってくるレスポンスの良さは、流石、コンパクトカーの雄―ヴィッツでしたね。
今度のテーマカーとして選んだのは、日本人のファミリーカーとして広く支持されているミニバンとしました。
同じミニバンでも、アルファード、エルグランドのようなビッグサイズのボックスタイプミニバンを購入し燃費テストを行なえば、このコンテンツはより大衆性・公共性を増すと考えられます。
しかし私のライフスタイルからして「取回しの容易さ」「燃費を鑑みて2L以下」「メンテナンスを考慮」を条件にして、ドライバーズミニバンのウィッシュ1.8X 4WD(4AT)をセレクトした次第。

【ミニバンの乗り方】
新車販売が低迷しているなかで、安定した売行き状態にあるのが、ミニバンです。ミニバンといっても、
・ドライバーズミニバン
・ボックスタイプミニバン
・コンパクトミニバン
に大きく分けられます。
ドライバーズミニバンには、エスティマ、プレサージュ、ストリーム、オデッセイ、MPV、グランディスなどが含まれます。
ボックスタイプミニバンには、アルファード、エルグランド、エリシオン、デリカD:5、などが含まれます。
コンパクトミニバンには、シエンタ、キューブキュービックなどが含まれます。このうち、乗員が快適に乗れる室内、広大な荷室、日常運転で十分かつ満足できる動力性能を併せ持っていてミニバンのエース格存在となっているのが、ボックスタイプミニバンです。

私も晴れてウィッシュのミニバンオーナーとなったわけですが、セダンのような乗用車と比べて容積の大きなクルマとなっています。したがってショッピングタウンやコンビニなどに駐車するときは、
・正しく駐車枠内に駐車する
・車椅子駐車場に止めない
・お店の出入り口の駐車枠内以外に止めない
などの社会的決まりごとを守って、他の人たちの迷惑にならないように気をつけたいと思います。

ヴィッツ1L 4ATからの乗換えで直面しているのが、約1.6倍となっている毎月の燃料代。苦痛にならないレベルで燃費テクを活用し、なるべくガソリンを消費しないように努めたいと考えています。
地球温暖化防止対策の環境問題を考えると温室効果ガスのCO2は、日本において20%はクルマから排出されているといわれています。無論私のクルマからも排出されているわけですから、個人レベルでこれに対処する気持ちを持ち続けています。
CO2排出量は燃料消費量にほぼ比例しています。とりわけエンジン内で濃い混合気を必要とされているのは、始動時、加速時、アイドリング時です。とくに駐車ではアイドリングストップは努めて励行したいと思います。
同じミニバンでもここ数年人気の高いビッグサイズのボックスタイプミニバンを所有されている方は、アイドリング時の燃料消費量も多いので、アイドリングストップ励行は、かなり効果的と思われます。
それにして最近のガソリン代の高騰ぶりは異常ですね。

【ミニバンの走らせ方】
セダンタイプと違ってミニバンは鉄のかたまりに見えてきます。だから、燃料を動力に変えたエネルギーを効率よく使い、無駄使いしないような考えをもった走らせ方をお勧めします。
それは「ローリング」(rolling)の多用です。
D誌バックナンバーによるとローリングとは、「はるか前方の信号の変化を見据えながら、なるべく停車する要素をなくして惰力走行すること」と記載されていました。
ローリングと聞いて、『クルマの中心を前から後に串刺しにした軸(前後軸)とすると、この前後軸回りの回転運動の成分』(グランプリ出版/自動車用語辞典P.387)を思い浮かべる人も多いと思いますが、それは狭義の意味。英和辞典を引くと、
・ころがすこと(ころがること)
・地面をころがすこと
・目をぎょろつかすこと
・(船などの)横揺れ
・(地面の)ゆるやかな起伏
・(波の)うねり
・(雷などの)轟き
など、広義ではさまざまな意味を含んでいることがわかります。
ちなみに、ローリングを実行しているときは、ウィッシュ1.8X 4WDの瞬間燃費は、最大表示の「30.0km/L」となります。

私の在住している静岡県浜松市のドライバーたちの日常運転を観察していると、運動エネルギーの無駄がたいへん目立ちます。
セダンによくみられますが、スタート時にテールがクンッと下がります。つまりアクセルペダルの踏込み過ぎ。ガソリンの無駄使いです。
加速は一般に速めで踏んだアクセルを離したかと思えば即、ブレーキペダルを踏んでいるドライバーがたくさん見られます。換言すれば、定速走行する時間帯がほとんどありません。加速→減速の繰返しです。できれば加速→定速→減速として運動エネルギーロスの低減を実行したいものです。
加速→定速(セーリング※1)→減速(ローリング→ブレーキング)が私の思い描く理想的走らせ方です。速度変化のグラフで表現すると、三角山ではなくて富士山、できれば上底と立下りの辺の長い台形型にしたいと考えています。
この「立下りの辺」の説明です。
定速のあと、目の前に赤信号などがあればアクセルペダルから足を離します。このときフューエルカットが働きますから、インジェクタへの電気信号OFFということで、エンジン供給の燃料はカットされます。そのまま惰力走行をしていると、900rpmあたりでクルマに軽い挙動が感じられます。これはフューエルカット機能OFFのための体感。
フューエルカットの働くエンジン回転数は、ATが2200rpm以上、MTが1,2,3速で2200rpm以上、4,5速が1300rpm以上のセッティングがなされているのが最近のクルマです。
ローリングの後、交差点の赤信号が青信号に変われば、停車状態のないローリングスタートになりますから、これまた燃費を稼ぐには有利です(笑)。

薫風そよぐゴールデンウィークのさなか、私も気分転換に表浜街道にドライブと思い立ちました。そういえば、最近、行っていません。懐かしい気もします。上記の考え方を実行したくなり、ドライバーズミニバンのウィッシュによりローリング多用の燃費テストも併せてトライしてみました。

※1燃費向上グッズ・ドリル燃費向上グッズ・ドリル2参照。

  



ウィッシュ全景

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任を解かれたヴィッツに代わって、次なるパートナーに選んだのは、ミニバンのウィッシュ。グレードは、1.8X Lエディションの4WD(4AT)です。
4WDを選んだのは近い将来、スノードライブを楽しみたいと画策しているため。レガシィのようなフルタイム4WDではなくパートタイム4WDです。
10・15モード燃費は12.8km/L。燃料タンク容量は60L。
ボディカラーは迷わず白のホワイトパールクリスタルシャイン(長いネーミングだね)。その理由は、リアビューの配色が白地に赤のテールレンズが浮き出るため日の丸を連想させ、日本人であることを強く意識するから。

ウィッシュのエンジンルーム

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ボンネットを開けると1.8L直列4気筒DOHCエンジン(1ZZ-FE)がそこにあります。
全くのノーマル状態のエンジンルームですが、これからどんな燃費向上グッズを装着したり外したりするか、楽しみは尽きない。
最初に目にはいったのは、吸気のエアダクト。以前のマイカーだったヴィッツのエンジンと比べて有得なかったエアエレメントの2次側にあるのも興味深い。デュアド・スパイラルでも巻いてみようかしら。
難点は、作業性が悪いこと。手や工具が奥まで入りづらそう。ちなみにメカニックマンに言わせると国産車で1番整備のしやすいのはカローラとのこと。だって隙間だらけでスカスカ(笑)。

スタート地点(0km)

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さて、ヴィッツ所有のときに開拓した私の燃費テストコースの紹介です。往復100kmの道程。
画像はスタート地点。
自宅から5kmほど離れた国1バイパスの交差点で、燃費テストのときはここからテストモードにスイッチが入ります。この界隈はほとんど平坦路。
自宅をスタート地点にしなかったのは、クルマが暖機運転暖機走行をしてエンジンや足回りが暖まるそこそこの距離が必要と考えたからです。
テスト中は、このまま平坦な道路を10kmくらい走って、クルマもドライバーも燃費テストに慣らしていきます。

浜名バイパス入口(13.2km)

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13.2km地点の浜名バイパス入口。
この地点から画像の正面の緩やかな坂を駆け上がっていきます。
制限速度はここを境にして、60km/hから80km/hとなります。地元のスポーツ派のドライバーは、この浜名バイパス入口の上り坂を、アクセルベタ踏みで一気に走り抜けていくとのこと。彼らは、この加速感になんともいえぬ爽快感を味わっています。
その気持ちがわからないわけではないけれども、私の場合は「上り坂では加速しない」のお約束ごとを決め込んでいるので、まったりとした走りで道路標識通りの速度。

潮見トンネル入口(30.1km)

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左手に遠州灘の潮風を受けながら浜名バイパスを走り抜けると、2車線のレーンは1車線に変わり、R600の緩い右カーブとなります。とともに4%の上り勾配。
アンダーパワーのヴィッツの場合、たとえ1名乗車でも上り坂は苦手。瞬間燃費は10km/L(平均燃費25km/L)くらいまで落ち込んでしまいます。
上り坂の真上付近にあるのが、潮見トンネル。
トンネル内は広くて程よく整備されています。画像外のはるか右手にあるのは、旧1号線の潮見坂。ここを愛知県側から一気に駆け下りるのは、ドライビングがけっこう楽シメマス。

サークルK東細谷店(33.8km)

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潮見トンネルを抜けるとすぐ左手に折れて国道42号線―通称「表浜街道」に入ります。ここからは静岡県ではなくて愛知県豊橋市となります。
渥美半島に沿って一路、伊良湖岬までしばらくアップダウンのある道路の連続となります。
画像は、燃費テストコース33.8km地点にあるサークルK東細谷店。そうここはかつて、燃費一番BBSで知合ったメンバーによるオフライン燃費ミーティングの思い出の場所。
集まった人たちの燃費テストの考察は、4人4様。
時が過ぎても考え直す人は、1人もいないのでは――。

表浜街道ステージ(37.3km)

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国道42号線の表浜街道の半分以上は、アップダウンがあり曲がりくねって、道路沿いの景色も良くドライビングを楽しむのに適したコースです。ただ道中には2,3箇所の牛の牧場があり、ウインドウガラスを開けて爽やかな涼風を満喫していると、突然、牛糞の芳しい香りの攻撃を受けることになり……。
画像は、アクセルワークを楽しむにはとくに良いポイント。手前は下り勾配になっていて、降りてくると右にカーブしています。
燃費トライしようものなら、メロン栽培をしている地元農家の軽トラックが「走るシケイン」となって前を塞ぎます。

未知との遭遇(45.2km)

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燃費テストコースの45.2km地点。画像外の左手は、JAの豊南給油所。
なぜ、このポイントが「未知との遭遇」なのか?
以前、このあたりでUFOを目撃したから?
いいえ、違います。夜間走行すると、この先の道路のイメージに、S・スピルバーグ監督の「未知との遭遇」の映画ポスターにそっくりの場所があるからです。
近県でこの記事に興味のある方は、1度、このポイントを伊良湖方面に向かって走ってみてください(笑)。
えっ、無知との遭遇だって!? それは毎日の出来事でしょ。

折返し地点付近(52.5km)

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往復100km燃費テストコースは、愛知県田原市にある道の駅「田原めっくんはうす」の看板を通過後、しばらくして折り返します。
余談ですが、私的にはこの先の道路では、道路沿いの景色もクルマの運転もあまり面白くありません。変化に富んでいるから良い刺激を受けるので、アタックのし甲斐があるというもの。
ところでウィッシュのリアビューは、どこか初代レガシィのそれと似ていると思いませんか? 白いボディに赤のテールレンズ。私にはナショナルカラーを強く連想させます。
好みの問題ですね。

ウィッシュのメータ類(100km)
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ローリング(惰力走行)を多用した場合とそうでない場合の比較が、今回のテーマ。
燃費グッズが全く装着されていないウィッシュ1.8X 4WD(10・15モード燃費 12.8km/L)による100km燃費テストした結果です。いずれも満タン走行。車載標準装備のデジタル燃費計では、
・第1回目:平均燃費17.0km/L(10・15モード燃費の1.33倍)、平均速度53.6km/h。
・第2回目:平均燃費17.3km/L(10・15モード燃費の1.35倍)、平均速度48.9km/h。

第2回目は、ローリング多用。このときウィッシュの瞬間燃費は、表示機能最大の30.0km/L。ただし標準装備のデジタル燃費計は、納車以来、5、6回給油して調査した結果、満タン法と比較して7%くらい甘い数値となっています。実際の平均燃費は16km/Lあたりと思われます。

【付録1】信州戸隠そば店
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表浜街道は東赤沢の交差点付近に、そば屋の看板があります。それにつられて西へ5kmほど走ると、落ち着いた雰囲気のある「そば源」があります。
店内に入って、信州戸隠そばとやらを注文。出された蕎麦は、いくぶん細め(私は蕎麦通ではないのであんまり詳しくない)。
つゆは「○」。宗田ガツオとアジとイワシと昆布がよくブレンドされていると思います。お店によっては、甘くなっている味付けがあるが私向きでなし。
画像は、年代モノのクラウン。
ナンバープレートから察すると、1960年代中期かな。
【付録2】豊橋技術科学大学(76.8km)
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テストコースの帰路となった東七根あたりの76.8km地点の空き地で一休み。
ここには、以前、「渥美路」というお土産店がありました。店で売られていたビン入り海苔の美味しかったこと。閉店した後、しばらくこの海苔を探したが、いまだわからずじまい。誰か知っていたら、この海苔を売っているお店を教えてください。
画像のウィッシュのAピラーの上にぼんやりと見える建物は、おそらく豊橋技術科学大学ではないだろうか? プラズマを利用したディーゼル排気ガス処理装置の研究をしていたと思うが、実用化されたのであろうか? その後が知りたい。


おわりに

新しい生活パートナーであるウィッシュ1.8X 4WD(4AT)のお披露目ということでページを立ち上げてみましたが、いかがでしたか?
「ローリングの勧め」がメインテーマですが、私の100km燃費テストコースの紹介をラップさせてみました。
結果はあまり明白にはでなかったようですね(苦)。でも考え方の方向性は正しいと思います。ビッグサイズのボックスタイプミニバンであれば、もっと好結果がでたかもしれません。
ガソリン代高騰とたいへんな世の中になってきました。
今回のコンテンツが、みなさんの快適カーライフの一助となれば幸いです。
次回は、やはりHKS社のニューウェポン「CAMP2」を装備させてのウィッシュのコンテンツが待たれているでしょうね(笑)。
ではまた。
  



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