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燃費向上グッズ・ドリル2
(NEWエコバンドのモニターテストです!)

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はじめに

燃費一番のビジターに、萩口キルトさんからNEWエコバンドのモニターテスト募集 がありました。私も大いに興味が湧いてきたので、昨年のエコバンドSPに引き続き、モニターテストに参加してみました。

【フィーリングの重要性】
燃費グッズの効果を引き出して燃費向上につなげること―燃費グッズ攻略の第1歩は、いうまでもなく『フィーリングの違いにドライバーが気づくこと』です。最初はそれが、プラシーボ効果であってもかまわないと、私は思います。プラシーボ効果による曖昧な感覚レベルから、1歩抜け出して、実感として把握できる感覚レベルに進んだときが、その燃費グッズ特性がわかりかけたときです。
あとは、貴方のドラテクで常にグッズ特性を引き出し、それをなるべく維持できるようにコントロールすればよいのです。グッズ特性が現れている回転域ではトルクが膨らんでいますから、そこを攻め続けてアクセルを調整すれば、結果として燃費向上につながります。少なくともこの説明する前提条件に、燃費グッズの燃費向上効果が存在すれば、必然的に「燃費向上率○○%」と、好結果がでてくるハズです。
燃費グッズの面白さは、まさにココにあると考えています。


「フィーリングを知る」と文字に書けば簡単ですが、大半の人はラフなアクセルワークのために、知っていただきたいアクセルポイントを、じっくり味わう余裕もなく素通りしてしまっているようです。
以前私が、自作した燃費グッズを知人にモニターしてもらったわけですが、60代男性と40代女性のドライバーから、
「クルマがフワフワしている」
と、きわめて率直な感想をいただきました。
これから推理すると、比較的低回転域を使いゆっくりとしたアクセルワークに努めるというのが、まだ未体験のドライバーに向けての、燃費向上グッズのフィーリング体験のための良きヒントになりそう。
私の場合を自己分析してみます。
愛車はいうまでもなくヴィッツ1L4ATのコンパクトカーです。狙ったアクセルポイント近辺では、調整ストローク1〜2mm間で5〜10段階に踏み分けられることを目標において、日々、燃費トレーニングを積んでいます。この数字は実際に測ったわけではないので明言はできません。


燃費グッズ装着後はドライブフィールが若干、変わってきます。アクセルペダルからのレスポンスも若干、変わります。
なにはともあれ、このポイントをどのような運転状況下でも、1発で探り当てなければなりません。フィーリングの違いを体感できていれば、そのドライバーの感覚器官がそれを覚えていますから、いちはやくアクセルポイントをそこに移動すれば良いことになります。
トルクフルのために巡航時ではオーバースピードになるので、同時に若干のスピード調整が必要になります。スローダウンしない程度に、アクセルペダルをわずかながら戻します。ここで本当にスローダウンするようであれば、このレッスンを体得するまでやり直してください。
ここにおけるアクセル開度の修正が、燃費向上につながります。
アクセル開度が小さくなるとポンピングロスが大きくなりますが、ポンピングロスによる燃費に対する影響の変化率よりも、アクセル開度小による燃料吐出量減に伴う瞬間燃費の増加の変化率が格段に優っているための結果と考えています。


【対グッズテクとエコランの違い】
燃費グッズを装着して燃費向上を試みるにしてもエコランにしても、丁寧なアクセルワークに心掛ける点は一緒であると思います。
では、エコランではなく対グッズ対策に必要不可欠なもの―それは、燃費グッズ装着後にわずかにノーマル時より膨らんだトルク域回転域を見つけ出すサーチング能力です。といっても特定の人間だけが持つ特殊能力ではありません。
ふだんの愛車のドライブフィールを掴んでいれば、車庫からのスタート直後、加速時、定速時、減速時(エンジンブレーキの効き具合)など、その違いのチェックポイントは幾らでも挙げられると思います。
わからないという人は、もう1歩のレベルへ踏み込んでみて、エンジン音とか振動をじっくりと愛車と対話するように味わってみてください。
宮野滋さんも、おそらくそう言われると思います(笑)。
私の場合は、アクセルペダル、スピードメータ、CAMP画面の瞬間燃費などを情報源として、クルマをコントロールしています。


参考書は定期購読しているdriver誌オートメカニック誌です。
すでに連載は終わりましたがD誌の「燃費向上委員会」には、レポータが自宅にきて撮っていったマイヴィッツのCAMP写真が掲載されたりして楽しく読ませていただきました。
画像1のD誌2003年9・20号PP41〜46「燃費向上委員会」では、10・15モード燃費のテストドライバーがモード指定の速度域、回転域を1発で決めるドラテクとかコースティングの記事が印象に残ります。
AM誌2004年6月号PP43〜57では、シャシダイによる燃費グッズテストで変化した回転域が、だいたい私のグッズ体験している回転域と一致していたことが大きな収穫です。
そもそも燃費向上効果の存在する(とされている)燃費グッズを装着してみて、「効果がないのはグッズのせい」とするのは、少しばかり早計ではありませんか? 愛車とのマッチングとか他の理由に考えが及びませんか? 私も含め、現に燃費が向上したという人もいるわけですから。単純にプラシーボ効果と結論付けられるものではありません。
燃費トレーニングを積んだり、ご自分のセンスを高められるよう、お勧めします。


「対人関係は自分自身を映す鏡である」と、最近読んだ本に書かれていました。燃費グッズにおける対物関係にも同様のことが言えそうです。
燃費グッズ(の特性)の存在することが確認できる場所に近づくことです。そうすれば、燃費グッズは答えてくれます。相手を斟酌できなければ何もできないことになります。
最近は、人の心の中にこういった希薄な部分が多く見られるように感じます。……とお話が脱線してしまいました(反省)。燃費グッズがテーマでしたね。


【エンブレテスト】
今回モニターテストしたNEWエコバンド装着直後のドライブ感ですが、エンブレの効きが悪くなっているのに驚きました。どちらかといえば、私は日常運転でローリングを多用するほうですから、前方何mを目安にしてアクセルペダルから足を離すかがわかっています。装着直後、減速時60→50km/hでは、さほど感じませんでしたが、50→40km/hでは明らかに違いを体感できました。


100km燃費テストコース試走後、エンブレテストに最適な道路が見つからず、パスしようと考えていました。が、萩口キルト社長からの催促に負けました。
もう1度考え直して見つけたのが、画像9の見通しの良い道路です。
以下、テストの概況。
テスト車はヴィッツ1L4AT。
テスト時間は13:30〜15:30。
テストコースは、自宅近くの県道。見通しの良い直線。
進行方向は全て同じ。
計測後は裏道を通って、スタート地点で待機してリトライ。
信号機の手前20mあたりで待機、前後に通過車両のないタイミングを狙って、スタート。
65km/hまで加速後、ローリングします。
アナログメータでは読み方に誤差がでるため、CAMP画面に「60km/h」が表示と同時にストップウォッチ計測ON。
減速中に「40km/h」表示と同時にストップウォッチ計測OFF。
クルマの状態は、


1.エコバンドAR・SE+EX(タイコ前)
2.エコバンドAR・SE+EX(タイコ後)
3.エコバンド全てなし
の順に、それぞれ7回トライ。

    クルマの状態 1.エコバンドAR・SE
      +EX(タイコ前)
    2.エコバンドAR・SE
      +EX(タイコ後)
    3.エコバンド全てなし
    1回目
    17”41
    17”35
    16”13
    2回目
    17”66
    17”15
    16”95
    3回目
    17”46
    17”08
    16”58
    4回目
    18”04
    17”38
    16”68
    5回目
    18”20
    18”19
    16”65
    6回目
    19”10
    17”06
    17”20
    7回目
    17”44
    17”41
    16”51
    平均タイム
    17”76
    17”27
    16”67
  

それぞれ1番速いタイムと1番遅いタイムをカットして、平均タイムを出します。

これをみると、エコバンド装着位置次第では、ノーマルと比べて1秒以上の差がでました。よってエンブレの効き具合に変化が起きているのがわかりました。




D誌&AM誌

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driver誌オートメカニック誌
どちらも燃費好感度の高いカー雑誌です。D誌のなかでも「燃費向上委員会」は、よく読みましたね。この2003年9・20号は、「燃費向上委員会」が連載されて唯一、カラーページとなった記念すべき号です。内容も10・15モード燃費の申請テストをするために、カーメーカーのテストドライバーが狙ったポイントを1発で決める記事は大いに参考になりました。
AM誌のこの2004年6月号では、エンジンPowerUpグッズ大検証の特集です。燃費燃費グッズを装着して、私のクルマで体感する回転域とほぼ一致しているので納得した次第。

NEWエコバンド内容

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萩口キルトさんから送られてきた、NEWエコバンドフル装備。
繊維でできたエコバンドは、画像上から、インテークパイプ用、排気管用、ラジエターパイプ用。
下段のアルミ箔で覆われたシール3枚は、エアクリBOX外側貼付け用。その右の光沢無しシールは、エアクリBOX内側貼付け用。
ほかに結束バンド(黒)。金属の自在バンドは排気管用エコバンドを固定するため。
のちに萩口キルトさんのアドバイスで、ラジエターパイプ用エコバンドをタイコ前に移動。これに伴い金属の自在バンド@280円を購入。

エコバンドAR&SE

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愛車ヴィッツ1Lのエンジンルーム主要部。
「AR」はインテークパイプ用バンドの名称。「SE」はエアクリBOX内外貼付け用シールの名称です。
ARは、従来の自作トルマリンベルトシリーズと同じ位置の、エアクリBOXの首の部分に装着。SEは、昨年のエコバンドSPモニターテストとほぼ同じ位置に。
目新しいところでは、ラジエターホースにも巻きつけてある点です。冷却水からのアプローチで燃費向上を狙うのは新しい発想ですが、予定通り燃費アップにつながるかどうか?

エコバンドEX(タイコ後)

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排気管用エコバンドEXをヴィッツに装着します。取付け位置は、タイコの後です。
なぜ、この位置かというと、
・SEVエキゾーストで体感があった
・エコバンドSPで効果が確認された
の2つの理由によるからです。
メーカーの取説によると、「タイコの前後でトルク特性が変わる」と記されています。
タイコ後は中高回転向き。タイコ前は低回転トルクタイプ。
となると、私の常用する2000RPM前後はタイコ前が適切となるが……。

CAMP 2005/05/16

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ここで、浜松市郊外の国1バイパス〜浜名バイパス〜国道42号線(通称;表浜街道)の往復100km燃費テストコースの同時期同時間帯の中間報告です。
CAMP画面1段目は、ノーマルに近いヴィッツの結果で、平均燃費23.6km/L。
2段目はエコバンドフル装備(EXはタイコ後)の結果で、平均燃費23.3km/L。
装着後0.013%の燃費ダウン――。というよりも効果なしと言わざるを得ません。
意外や意外??

エコバンドAR(蛇腹)2

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CAMPによる計測結果を萩口キルトさんに連絡すると、いくらかのアドバイスをいただきました。
その1がコレ。エコバンドARをエアブーツの蛇腹の真上から巻いてみることです。おそらくストレート部と違って蛇腹部では乱流が発生して放射線系グッズの効果がでやすいのかもしれません。
ほかのクルマのエンジンルームを覗くと、吸気系がほとんど金属部分で、わずかに蛇腹部分がゴムブーツになっていることがあります。
なにはともあれ、トライしてみることです。

エコバンドEX(タイコ前)

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萩口キルトさんからのアドバイスその2。
排気系エコバンドの装着位置を、タイコ後(中高回転向き)からタイコ前(低回転トルクタイプ)に変更。さらにラジエター用エコバンドを、同じ位置に並べるとさらに効果大とのことでした。
新規に自在バンドは、近くのディスカイントショップから購入。
マイヴィッツのエクステリアは特別なドレスアップはされていないので、装着作業は比較的容易でした。それでも10〜15分くらいは必要。
タイコ前の排気管はUの字に曲がっているので、その頂点あたりに装着。

CAMP 2005/06/05

nozu_drill2_08.jpg

エコバンドAR&EXの装着位置を変えて、燃費リトライ。
今度ははっきりと結果がでました。体感の違いも有り。画像5の1段目が同一コースのノーマル時の平均燃費23.6km/L。対して、こちらの画像の1段目の平均燃費25.7km/L。NEWエコバンドの燃費向上率8.9%(実用燃費係数1.2〜1.3のレベル)。
3段目は、+CPマグ装着で東名浜松西〜浜松間の面白テスト。「40.0」のCAMP更新直前は79.0km/Lまで上昇。更新直後、ストップボタンを押したが間に合わず、+0.5km/L計測更新中の40.0km/Lとなりました。

エンブレテストコース
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道路が直線的で平坦路。かつ交通量のできるだけ少ない場所を探していたが、なかなか見つからず。萩口キルトさんからは再三の催促。エンブレテストには好適な場所が見出せない1週間でししたが、自宅と天竜川堤防沿いの道路の中間に、最適な道路を発見。
日曜日のPM1:30〜3:30でエンブレテスト。当日は穏やかな薫風で、晴天に恵まれました。
信号の手前20mで待機、前後の通過車両のないタイミングでスタート。65km/hまで加速後、ローリングの繰り返し。延べ30回弱。
ストップウォッチ×2個
nozu_drill2_10.jpg
NEWエコバンド装着直後からエンブレの効きが悪くなっている(グッズ効果が現れている)のは体感できました。その後、体の慣れでだんだんわからなくなりましたが。
実際にエンブレテストをしてみると良くわかります。
状態1.エコバンドAR・SE+EX(タイコ前)
状態2.エコバンドAR・SE+EX(タイコ後)
状態3.エコバンド全てなし
1〜3の状態のマイヴィッツの減速中の60〜40km/hの平均経過時間は、17“76、17”27、16“67でした。イメージ画像の数字とは必ずしも一致しません。あしからず。


おわりに

燃費一番「燃費グッズ人気投票」の「その他」部門でいちはやく得票数を稼いで注目を浴びたのが、「アクセルワーク」でした。
みなさん。いろいろなことを言っていても良くわかっているのです。
実は、燃費向上グッズを生かすも殺すも、これまたアクセルワーク次第というのが、このコンテンツのテーマです。
ドライバーが行なうアクセルワークへ情報を送る最も大きなファクタは、「フィーリング」と、私は思います。換言すれば、燃費向上グッズを知るということは、フィーリングを感じ取ることから始まります。
燃費グッズによる燃費向上のメカニズムは、ドライバーが燃費向上効果による特性変化をサーチして、これをコントロールすることと考えていますが、厳密にいうと、もう1つ大きな要素がありそうです。
これについては、次回「燃費向上グッズ・ドリル3」にてということで。
  



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