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燃費向上グッズ・ドリル
(エコ・バンドSPのモニターテストです!!)

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はじめに

後付けによる物品(一定の形態を有し、直接把握できるもの)の燃費向上グッズに関する、お話をしたいと思います。
もしかして貴方は、燃費向上グッズとは、どんなスピードでもあらゆる回転域でもグッズ効果が現れて、装着すれば、必ず燃費向上が約束されるハズの、貴方次第の貴方好みのクルマ・アイテムと思っていませんか?
最初にただしておきますが、それは誤りです。
カー雑誌やHPで、「燃費向上グッズをテストしてみたが、効果がなかった」という記事を見かけます。
私は問いかけてみたいのです。
「その燃費向上グッズの効果特性の現れるパワーバンド・トルクバンドを引き出す運転テストをしていますか?」
要は、「貴方の考えによる貴方のための運転」の燃費テストをしていては、結果は期待できません。「燃費グッズ特性を考慮した燃費向上グッズのための運転」の燃費テストを行わないと、燃費向上の好結果は生まれてこないのです。


燃費向上のために必要不可欠な燃費用語について、3つ4つばかり、説明します。
・スイートスポット
そのクルマの一番の燃費が出せる、いわゆる燃費のもっともおいしい領域。一般に平坦路で50〜60km/h前後でしょうか?
燃費ギネス男―宮野滋さん関連のサイト
「燃費走行の極意」を読んでください。
・セイリング
driver誌で以前に記載されましたが、2003年9・20号PP41〜46「燃費向上委員会」にもう1度登場してきます。引用すると、「セイリングは帆船がその帆に風を受けて滑走するように、一定速で走るときにふわっとクルマが軽く滑るような状態を保って走ること」と、解説されています。
次の「コースティング」とよく似通った用語ですが、セイリングは「クルマの走行状態の燃費用語」、コースティングは「クルマのメカニズムの内部状態の燃費用語」と解釈して、区別しています。
・コースティング
前述のdriver誌同号PP45〜46の引用から、「〜そのデフのギヤの歯が、隣り合うどちらかの歯にも当たるか当たらないかという微妙な状態を保ちながら走るんだ〜コースティングと言うんですがデフのギヤ音がすっと消えるところ、その領域で走ると数字が出るんです〜一般路で燃費を出そうとするときは、デフのギヤ音に耳を澄ませて走ればいい」。
・実用燃費係数
ノズ・コレが考えた、そのクルマの燃費の良し悪しの程度を表す造語。
(実用燃費)÷(10・15モード燃費)=(実用燃費係数)
一般ユーザー運転のクルマでは、およそ0.7前後です。
よく覚えておいてください。後で私の出した数字と比較します。


オートメカニック誌2004年6月号は、読まれたでしょうか? 「エンジンPowerUpグッズ大検証」PP43〜57のカラーページです。
いろいろな燃費グッズのシャーシダイナモ実測結果が記載されています。ミラクルパワーベルトやSEV-FL:Powerのトルク曲線を注視すると、明らかな変化が見られるのが1600〜2200RPMあたり。それ以上は、ほとんど装着以前と変わりません。
仮に変化があったとしてもごくわずかです。実走行では80km/h以上となりますが、市街地走行の中低速と比べて、走行抵抗のうち空気抵抗が大きく関与してきます。したがって、わずかなグッズ効果よりも空気抵抗によるロスが大となるので、測定誤差に入り込んでしまい、燃費向上効果は表面にでてこないと考えられます。つまり「効果はありません」という結果になるのです。
一般に、燃費向上グッズの特性は中低速トルク・パワーアップがほとんどです。全域パワーアップという優等生はわずかな数しかありません(私の浅はかな知識と経験による考えです。あしからず)。
この限られたトルクアップ領域を、貴方の運転センスとサーチング能力で探し出し、それをなるべく維持すれば燃費向上するわけです。
そのときに使う運転テクがセイリングであり、コースティングです。一般走行では、燃費向上グッズのプラスに変化する特性とスイートスポットが、60km/h前後とオーバーラップするので、誠に都合がよい。


生け花の剣山をイメージしてください。
手に強く押し当てると、とても痛い。それで剣山の針先が手のひらに当たるか当たらないかまで押し戻してみます。
アクセルワークでは私は、上記の要領で操作しています。靴底を通じて足の裏からエンジンの振動のビリビリ感が伝わってきます。スピードを落とさないで、これをなるべく減らしてピリピリ感になるまで戻して定速走行をしています。
ノーマル時の愛車ヴィッツ1L 4AT(10・15モード燃費19.6km/L)のCAMP(HKS社のデジタル燃費計)表示の瞬間燃費は、30〜33km/L。今回の燃費グッズテストの
萩口キルトさんのエコ・バンドSPフル装備では、瞬間燃費は、37〜40km/Lが頻繁に出現するようになりました。
このときの往復100km燃費テストコースの平均燃費は、25.7km/Lをマーク。実用燃費係数1.3(高速燃費ではありません。信号のある一般公道です)。 私の燃費テクは、そういう領域です。


注釈が遅れましたが、クルマと燃費向上グッズとの相性が良くて燃費向上効果が存在するのが前提として、このお話を進めています。
もともと怪しげな燃費アイテムで効果のほどが存在していないケースはどうなるのか、という野暮なことは言いっこなし。
では、エコ・バンドSPのモニターテストレポートを閲覧してください。私のクルマでは効果も体感も、しかと確認できました。スイートスポットが掴みやすい燃費グッズであることを、付記しておきます。
  



CAMPエコSP2

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最初に、エコ・バンドSPの燃費テスト結果。
14.8%の燃費向上となりました。
今年2月、ヴィッツ1L 4ATの車検のため、吸気系・燃料系グッズを外した状態の最近の平均燃費は、18.2km/L(走行距離639.8km給油量35.9L)。それがグッズ装着後、20.9km/L(画像の5段目。走行距離763.7km)となったのです。
今度はグッズフル装備をすべて外して約400km走行してみると、平均燃費は18.6km/L(画像4段目)にダウン。
一般道の往復100km燃費テストコースの平均燃費の25.7km/Lは、自己最高。実用燃費係数1.31!

モニターの郵便物

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当HP燃費一番のBBSで、萩口キルトさんが、新製品のモニター募集をしていました。
私も希望すると、翌日、手元に郵便物が届いていました。早いですね。感心しました。
内容は、
1.エアインテークパイプに巻く「エコ・バンドSP」(エネルギー源は、トリウム−ウラン系列天然鉱物の放射線)、
2.排気管に巻く「エコ・バンドEX」(熱の影響のためバインダを少量にしている)。
3.エアクリBOX内外に貼るエコ・シール数枚。アルミの張ってある方がエアクリBOX外側となります。
吸気系は、これが多ければ多いほど効果が出るとのこと。

エコ・バンドSP

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ヴィッツのボンネットを開けてエアクリBOXのパイプ付け根に、エコ・バンドSPを結束バンド2本で固定します。
本品は「インテークパイプ用」と書かれた白いラベルが表(上)側となります。
サイズは以前、吸気系に使っていたアイオノンより、一回り小さなベルトです。しかしトルマリン系や放射線系燃費グッズは、同じ後付けグッズの仲間でも、特に体感大の部類に入ります。
どんなドライブフィールになるか、興味津々。

エコ・バンドEX

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ヴィッツ1Lのテールパイプの拡大画像。
エコ・バンドEXは、タイコ部よりエンジン寄りでは、低回転トルク向き。つまり市街地走行の多いドライバーに有効といえます。タイコ部より後ろが中低回転向き、郊外走行の多いドライバーに適していると解釈しました。
私が選択したのは、後者の場所。
エコ・バンドEXの装着位置は、SEVエキゾーストのセッティングで悩んだ末に決定した位置とほぼ同じ。
排気を引っ張りますから、ローリング(惰力走行)を多用すれば燃費を稼ぐことができると想像できます。

ニラコの鉛入り箱

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今回の放射線系グッズの燃費テストで、どうしても入れておきたいメニューがありました。
それは、放射線と鉛の関係。
SEVの特許出願書類(特開2000-19296)内の図面をみると、外側に鉛板を積層しています。これの目的は、外側に放出される放射線の吸収か反射か? 疑問があります。
研究用基礎材料販売サイト
「ニラコ」へ、t0.2×300×300mmの鉛板を発注すると、箱入りで送られてきました。
なにやら怪しげ。不審物が入っているかもしれません(笑)。

t0.2鉛板

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鉛。原子番号82。原子量207.2。比重11.35。
白色で立方最密構造。
新しい切り口は光沢がありますが、空気中ではすぐに錆び付いて鈍色となります。軸受合金、活字合金の成分として重要ですが、放射線遮蔽板としての用途もあると、理化学辞典に記されています。
箱から取り出すと、t0.2鉛板は堅いロール紙に巻かれています。
軟らかくて加工しやすい。ハサミで切るとスエードのような感触があります。

エコSP+鉛板+銅板

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エコ・バンドSP(インテークパイプ用)のサイズは、約30×650mm。
鉛板を外側に積層させる予定ですが、そのまま結束バンドで縛ると、そこから切れてしまいかねません。
そこで、ダイソー園芸用防虫銅板「虫ヨラズ」の登場。幅40×300×2枚で、鉛板をサンドイッチさせて補強します。
鉛板のサイズも、銅板と同じ幅40×300mm。

エコSP+鉛ベルト

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鉛板は、幅40×300mmに裁断。これを当サイト1連の自作燃費グッズシリーズの要領で、虫ヨラズ2枚でサンドイッチして横ベルトで固定し、布テープを貼り付けて鉛ベルトの完成。
鉛板はt0.2×300×300mmで@1万1,000円ですから、使用した幅40mmに換算すると@1,500円くらい。これに100円ショップで購入した虫ヨラズ、布テープ込みで、鉛ベルトは@1,700円。高い。
テストというのは費用がかかりますが、その見返りとなる収穫はごくわずか。なはは。

エコSP+鉛ベルト装着
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エコ・バンドSPインテークの上に鉛ベルトを巻いて、結束バンドで固定します。
このとき、+エコ・バンドEX+エコ・シール×5枚付のフル装備(@1万1000円以上)となっています。
GW中に鉛ベルト有りと無しの両方で、100km燃費テストコースを走ると、24.4km/L(無し)、24.3km/L(有り)とまったく効果は確認されず。
体感の違いもとくに無し。
SEVがモナザイトの外側に積層した鉛板は、放射線吸収による遮蔽目的と考えられます。
エコSP+エコ・シール装着
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エコ・シールはエアクリBOX外側貼り付け用3枚を、市松模様に配列。内部貼り付け用は、BOX内仕切り板に沿って2枚を貼り付けました。
反射にこだわる私は、鉛板の代わりにt0.2ジルコニウム板を巻きつけて100km燃費テストコースでリトライ。
その結果が、画像1の第1段の平均燃費25.7km/Lです。
鉛と比べてジルコは、約5%燃費アップ! と書きたいのですが、早朝トライのため、信号が深夜モードになっていたのと気象条件に助けられたのが1因と考えています。


おわりに

燃費向上グッズを装着すると、クルマに若干の変化が現れます。もしそれがプラス方向の変化―燃費向上効果―であれば、燃費向上につなげられなければ、何の意味も意義もありません。
「高価な燃費グッズをつけたが、効果がなかった」
というのは、たいへん、もったいないお話です。いかにして燃費向上させるか、いかにして結果をだすか、と考えて実行しなければならないと私は思います。タイトルの「ドリル」とは、反復学習や練習という意味です。このコンテンツが、みなさんの燃費トレーニングにいくらかでも参考になれば、幸いです。
次回は、放射線系とは違う素材にアタックする予定です。
ではまた。
  



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