プジョー206 サウンドシャキット
サウンドシャキットを試す
プジョー206の純正オーディオは、カセットデッキのヘッドユニット+6スピーカーシステム(ソニー製)です。
愛車の場合には、納車時にCDチェンジャーを付けてもらい、CDが聞けるようにしました。
しかし、純正のヘッドユニットは、色々とトラブルが発生し、ディーラーの方やソニーの方に、何回も対応して頂いたのですが、結局のところ完治せず、CD一枚差しのヘッドユニットに無料で変更してもらいました。
純正オーディオの音質ですが、可も無く不可もない、普通の音質です。
最初は「まあ良いや!」って思っていたけど、やはり「もっと良い音を聞きたい!」てな事になり、オーディオのグレードアップを計画しました。
カーオーディオのグレードアップで最初に考えるのが、スピーカーの交換です。
愛車カルディナもスピーカーの交換と追加で、驚くほど音質がアップしました。
プジョー206も同様にスピーカーの交換を考えていたのですが、インターネットを通じで知り合った友人から「サウンドシャキット」てな商品を知りました。
「シャキット?」変な商品名だな〜!って思っていたのですが、インターネットを検索すると、結構ヒットするんです。
しかも、あの有名な自動車評論家の「国沢光宏の愛車 スバル・トラヴィック」にも装着され、絶賛的な評価となっている事を知り、プジョー206にもサウンドシャキットを装着する事に決めました。
サウンドシャキットは、サウンドサイエンス株式会社で販売されており、問い合わせてみるとプジョー206用にチューニングされた「Fixed For PEUGEOT 206」となる製品が用意されていると教えていただき、これを早速注文しました。
プジョー206用の「Fixed For PEUGEOT 206」は、製品自体は「PA504-L(定価 \42,000)」と同じで、プジョー206用に各設定をチューニングしてあります。
愛車を買い換えてもチューニングし直せば、別の車でも使用できると聞き、さらに安心しました。
サウンドシャキットを上部から見る
一見、普通のアンプのようです。
内部回路の説明が図で表示されています。
何となく、プロ仕様ぽいデザインがグーです。
ボディサイズ自体も薄型で、設置も楽そうです。
サウンドシャキットをコネクタ接続パネル方向から見る
コネクタとヒューズがあります。
入力・出力・電源・制御・その他等、バラバラの配線ではなく、接続はこのコネクタのみですから、配線はかなり楽です。
ちなみにプジョー206の場合には、欧州車用ハーネスを使用するので、カプラを接続するだけです。
サウンドシャキットを調整パネル方向から見る
左から入力感度(R/F)、音量バランス(F)、音質(F)、音量バランス(R)、音質(R)があります。
「Fixed For PEUGEOT 206」なので、調整部は透明テープでマスクされています。
当然、この透明テープを剥がせば、自分でチューニングする事もできます。
インストール前のヘッドユニット
純正はカセットテープのヘッドユニットですが、我が愛車のプジョー206はCD一枚差しのヘッドユニットに交換しています。
まずは作業前に安全のため、エンジンルームのバッテリー端子を外しておきましょう。
ガムテープでインパネを保護
シャキットを装着するのには、ヘッドユニットを外しますので、大切なインパネに傷が入らないように、布製のガムテープで、周りを保護しておきます。
取り付けた後インパネを見て、傷だらけだとショックですから、確実に行いましょう。
ヘッドユニットを外す
ヘッドユニットを外して、ヘッドユニットに配線されているケーブルを全て外しました。
狭いスペースの中に手を入れての作業ですので、手を切ったりしないように慎重に作業しましょう。
白色と黒色の2つのカプラ
プジョー206側のカプラですが、白色と黒色の2つのカプラに分かれていました。
同じ形状ですので、どちらがどっちか、判らなくならないように注意しましょう。
カプラを接続する
接続は、プジョー206ボディ側のカプラとヘッドユニットのカプラの間に、ちょうどサウンドシャキットを割り込ます形となります。
プジョー206の場合には、欧州車用ハーネスを使用しますので、ケーブルを切ったりする等の作業は全く必要ありません。
注意:アースの配線が別途必要です。
ヘッドユニットを元に戻す
シャキットとの接続と、元あった配線の接続を元に戻したら、バッテリーを接続し、実際にオーディオが正しく動作する事を確認して、ヘッドユニットを元に戻します。
今回の作業で、一番時間がかかったのはこの作業で、狭いスペースに配線とヘッドユニット元に戻すのは、結構難しいです。
シャキットをシート下へ、後席から見る
サウンドシャキット本体をどこの場所に設置するかですが、カルディナのCDチェンジャーと同じく、運転席の下に設置する事にしました。
但しプジョー206の場合、運転席のボディ形状とシートの裏の形状から、注意してシートをスライドしないと、干渉してしまいます。
シャキットをシート下へ、前席から見る
シート下への装着方法は、付属のマジックテープをシャキット本体に貼り付け、シーとしたのカーペットに固定するだけです。
ネジなどは一切使用していないので、外すのも簡単ですし、マジックテープだけでも、結構しっかり固定されています。
以上、慌てず騒がず、デジカメで撮影をしながら、トータル2時間程度の作業時間でした。
今回の作業は、プジョー206を購入したディーラーのメカニックの方に、ご協力して頂きました。
当初は、一人で作業をする予定でしたが「一応外車である事」「妻の愛車なので、壊したり傷つけるとマズイ」等の理由で、ディーラーのメカニックの方にアドバイス・ご協力を頂き作業しました。
ご協力頂いたディーラーの方、メカニックの方、本当にありがとうございました。
さてさて、サウンドシャキットの音質は!
今回は、サウンドサイエンス株式会社様から特別に、シャキット効果をON/OFFするスイッチを お借りする事ができました。
まずは付属していた、シャキットの効果がわかるCDをセットしてプレイします。
そして、シャキットの効果をスイッチでON/OFFすると...やはり、違います!
最初はドッガーン!と違う音になるかと想像していたのですが、実際には高音がキレイに伸び、低音に厚みが出て、そして音全体がシャッキリと言うか、くっきりした音に変化しました。
特に最新のCDを聞くと、「音の解像度が上がった」とでも表現したくなる効果で、ボリュームを少し上げてみると、さらにクッキリ&迫力のあるサウンドに変化します。
ドンシャリタイプの音質を好まれる方には不足かもしれませんが、高音質で上品で疲れない音にチューニングしてあると想像されます。
いつも自分が聞いているCDに取り替えてみると、以前と比べるとハッキリと良い音になっています。
愛車カルディナの場合、結構高性能なヘッドユニットとスピーカーに交換していたので、プジョー206に乗ると普通の音だな〜って思っていたのが、今ではそんな不満もなくなりました。
では、プジョー206のオーナーである、妻の感想は?
カーステレオの音質に関してはそんなにこだわりが無かったのですが、主人が取り付けてくれたのでラッキーでした。
取り付けて初めて聴くと「あ、いい感じ」って思いました。
でも毎日乗って聞き慣れると、よく解らなくなってきました。
先日、娘がプジョー206に乗って「あれ?音がいつもと違うね!」って言ってくれました。鋭い聴力だ・・・。
それならきっと音質が変わって、良くなったんだと思いました。
<最後に>
最近は、JBL・BOSE・マッキントッシュ等のオーディオが、メーカーオプションとして選択できる車種も多くなってきました。
但し、全ての車種がこれらを 選択できるわけでもないですし、これらのオプションも比較的高価です。
後でヘッドユニットやスピーカーを交換して、グレードアップする事もできますが、費用もばかにならないですし、愛車を買い換えたら使えないって事も発生します。
その点サウンドシャキットは、現在使用している機器はそのままに、音質をグレードアップできる製品です。
サウンドシャキットは4万円以上する製品なので、これを高いと考えるか、安いと考えるかは、その人の耳や価値観によって異なるでしょうが、一度体験される事をお薦めします。