プジョー206 POWER HID
POWER HIDに交換
プジョー206のヘッドライトを4灯化した効果として、明るさアップも期待しましたが、残念ながら期待はずれでした。
ただし、本来の目的はドレスアップだったので、取りあえず満足でした。
しかし、仕事で帰りは遅くなることも多くなり「いつもなんだか暗いなぁ、もっと明るかったらよく見えるのに」と思い、少しでも明るくなればとフォグも点灯して走行していました。
しかも最近では娘の塾の送迎で、街燈の少ない山道を通るようになってからは、ますます明るいものにしたいと思うようになりました。
PIAAからプジョー206用のHIDキットも発売されていますが、定価で98,070円と高価なので、なかなか購入に踏み切ることはできませんでした。
最近カー雑誌やインターネットで汎用HIDキットを調べてみると、かなりお手ごろ価格になっているので、思い切って汎用HIDキットの購入を検討しました。
色々と調べてみると最近では、HIDキットは多くのメーカーやショップから発売されており、価格的にピンからキリまであります。
ベロフなどは有名で、性能や信頼性も高いと聞いていますが、やはり価格も高いです。
あるショップで聞いた話では「安い商品の中には、最初から点灯しなかったり、すぐ切れたりする商品もあります。この場合、何度も交換・取り付け作業が必要となるので、結局の所は高くつきますよ。」とのことでした。
雑誌やインターネットなどで色々調べてみて、最終的に選択したのは、RACING GEARのHIDキットで「POWER HID」のH7バルブタイプです。
選択した理由としては、HIDの心臓部である部品の「バラストは、三菱電機製(三菱、ホンダ、BMWの純正採用メーカー)、バルブはGE(4500/5500K)、オスラム(6500K)を採用。」となっていたからです。
色温度は4400K、5500K、6500Kの3種類があったのですが、色と明るさのバランスの取れている5500Kを選択しました。
さてHIDの取り付けですが、詳しい取扱説明書が付属していますので、ヘッドライトの周辺にスペースがある車で、かつ手先の器用な方であれば、個人でも取り付け可能だと思います。
しかし、プジョー206の場合かなり難しそうなので、ショップに依頼しました。
依頼したショップは、カーオーディオとセキュリティが専門で、その他のカーパーツの取り付けやドレスアップも行なっているaMuses(アミューズ)です。
事前にHIDキットを持ち込むと「これは辰巳屋興業の商品ですね。以前、ここのハロゲンバルブを使っていましたが、低価格で高品質でしたよ。」と言われ、こころよく持ち込みの取り付けを お願いすることができました。
RACING GEAR パッケージ写真
ブルーのカラフルなパッケージです。
ブルーのパッケージは、やはり青い光をイメージしているのでしょうか。
HIDキットの構成パーツ
全てのパーツを並べてみました。
HIDのバルブ、イグナイタ、インバータ(バラスト)、ケーブル類、その他小物パーツとなります。
5500ケルビン・H7バルブ
今回装着した5500KケルビンのH7バルブ(型式:RGH-CB254)です。
プジョー206の4灯は、HI/LOWともH7バルブが採用されています。
HIDに交換したのは、通常走行で点灯させるLOWビーム側のみとなります。
ヘッドライトユニット取り外し
ヘッドライトを取り付けたままでの交換作業は難しいので、ヘッドライトユニットを取り外します。
実際には、フロントグリルも外して作業しました。
純正ハロゲン取り付け状態
純正のH7ハロゲンバルブは、このように取り付けられています。
今まで暗いと感じていたこのバルブとも、残念ながらお別れです。
交換するバルブを並べて
もともと装着されていたH7ハロゲンバルブと、交換するHIDバルブです。
HIDバルブのガラスには、特に青色着色などはありません。
HIDバルブを仮装着
HIDバルブを仮装着します。
ケーブルがヘッドライトユニットの後ろカバーに干渉するので、穴を開けて対処します。
カバーに穴を開けるための+マークを付けます。
カバーに穴を開ける
付けた+マークの箇所に穴を開けます。
この辺の作業となると、やはり素人で行なうには大変そうですね。
穴あけ完成
穴あけが完成したカバーを ヘッドライトユニットに取り付けてみます。
この穴から、HIDバルブのケーブルが通るようになります。
向かって右のみHIDに交換して点灯
比較のために向かって右のみをHIDに交換して、ヘッドライトを点灯させました。
右の光が青白いのが、ハッキリとわかります。
エンジンルーム状態
一般的にバラストと呼ばれる、電圧を安定させるユニットは、ヘッドライトの上部に置きました。
本来ですと、目立たない位置が望ましいのですが、エンジンルームに余裕が無いので、この位置となりました。
左右両方をHIDに交換
左右両方をHIDに交換完了し、点灯してみます。
明るく青白い光が、ナイトドライブを楽しくしてくれるでしょう。
点灯状態のアップ
HIDの白さに比べて、純正のフォグやポジションの黄色が悲しく目立ちます。
以前交換したポジションバルブに、近日交換予定です。
さてさて、交換後の明るさは?
プジョー206に乗り換える前のロードスターでは、大きく丸いヘッドライトを約100WのPIAAのユニットに交換していたので、あまり暗いと感じることはありませんでした。
プジョー206に乗り換えて、一番貴になった点が、ヘッドライトの暗さです。
猫科を想像させる切れ長のヘッドライトは、デザイン的にはお気に入りの一つなのですが、夜運転すると暗さを感じていました。
最近の車はヘッドライトユニットがプラスチックなので、ハイワッテージバルブを入れることもできないので、高効率バルブを試して見ましたが、改善はしましたが満足する明るさまでには届きませんでした。
雑誌で4灯化すると明るくなるとの記事を見たので、ドレスアップをかねて4灯化にチャレンジしましたが、大きな変化を感じることができませんでした。
今回、汎用HIDユニットがお手軽価格になってきたので、思い切ってRACING GEARのPOWER HIDに交換して、やっと望んでいた明るさを得ることができました。
ナイトドライブの安全性もアップしますし、ドレスアップ効果も非常に大きいので、ちょっと古い車でHIDを選択することができなかった車にお乗りの方などは、非常にお勧めだと思います。
<このプジョー206オーナーのコメント>
HIDに交換した後、夕方薄暗くなってから待ってましたとばかりに点灯しました。
今までのぼんやり明るいといったイメージから一新して、まっすぐな白い明るさを感じました。
前を走行している車に自分のヘッドライトの光が映っているのを見ると、確かに自分の車のHIDが放つ光が、白くはっきりと映っていました。
走行中は今までと比べて、すぐ手前よりも更に先までを照らすようで、とても明るくなって満足しています。
でもスモールとフォグが標準のバルブのままだと、交換したHIDの青白い光とくらべて、標準のバルブの黄色が目立ってしまいました。
しかしヘッドライトが明るいので、今までのようにフォグは使用しなくてもよさそうです。
後はスモールの黄色っぽい点灯色をなんとかしたいと思います。
ポジションランプをPOWER LEDに交換
ヘッドライトをPOWER HIDに交換した後、ポジションの色が気になってしまいました。
そこで同社のPOWER LEDを使用することに決めました。
6フラットLEDを使用して、明るさ感200%で、色はフラットホワイト光のランプです。
マルチモジュール(両極性)素子を採用しているので、極性を気にせずに装着できます。
POWER LED(6フラットLED)の形状
商品を見ると、発光部分が黄色いので、黄色い光となるのか不安でした。
ランプ部を良く見ると、小さな6個のLEDが埋め込まれています。
交換前(純正)のポジションの色
POWER HIDに交換する前には気にならなかったのですが、交換後にはHIDの色とポジションの色の差がひどく気になります。
色の感じとしては、裸電球と言った感じでしょうか。
交換後(POWER LED)のポジションの色
シャープな白色光となり、HIDの色の差が気にならなくなりました。(満足!満足!)
ショップで聞いた話ですが、一度HIDに変えると、ポジションランプやフォグランプも次第に変える人が多いそうです。