てつのリフレッシュ大作戦｜NAVIeliteはiPhoneでカーナビを再現

てつのリフレッシュ大作戦 （NAVIeliteはiPhoneでカーナビを再現）

本格的なカーナビ アプリケーションのNAVIelite（ナビエリート）

iPhoneでのナビソフトとして「navico（ナビコ）」を使用していましたが、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社から「NAVIelite（ナビエリート）」が発売されたので、使ってみました。 まず、「NAVIelite」を開発したアイシン・エィ・ダブリュ株式会社は、トヨタ、フォルクスワーゲン、GMを始めとする名だたる自動車メーカーの純正カーナビに採用されているナビを開発している会社で、ホームページのタイトルには「アイシン・エィ・ダブリュ株式会社：世界No.1のAT、ナビ専門メーカー」と表示しているくらいの会社です。 製品の種類としては、「NAVIelite（カーナビ 渋滞情報プラス）価格：3,800円」と「NAVIelite mini（カーナビ）価格：2,800円」の２種類です。 「NAVIelite」と「NAVIelite mini」の違いは、「NAVIelite」は交通情報表示機能、渋滞考慮探索機能、VICS交通情報音声案内機能と全国詳細地図のダウンロード（市街図地図表示機能、交差点名称音声案内機能）が可能ですが、「NAVIelite mini」はこれらの機能がありません。 「NAVIelite mini」から「NAVIelite」へのバージョンアップは用意されていませんので、1,000円の違いであれば「NAVIelite」を購入することをお勧めいたします。 ダウンロードはファイルサイズが1.8Gと大きいので、iTunesでダウンロードしてiPhoneに転送しました。 iPhoneに転送後に、iPhoneの無線LAN機能を利用して全国詳細地図のダウンロードしましたが、かなりの時間を要しました。 早速「NAVIelite」を起動してみると、いかにも見慣れたカーナビの画面が表示されました。他のナビソフトでは、縦表示と横表示を選択できるソフトが多いのですが、「NAVIelite」では横表示のみに対応しています。 表示される画面の雰囲気もシャープな画像ではなく、柔らかい雰囲気の画像や文字で、ここまで通常のカーナビ画面に合わせるかと思えるほどです。 右上の[環境設定]をタッチすると、iOSのユーザーインターフェイスの環境設定画面が表示されますが、[ナビ設定]等の設定画面は、これまた通常のカーナビの設定画面と見間違えるほどです。 設定内容もかなり詳細な設定ができ、また設定内容や操作方法も、iPhoneのiOSのユーザーインターフェイスではなく、カーナビそのものと言っていいくらいです。 目的地の設定は「名称、住所、施設、電話番号、ジャンル、郵便番号、マップコード」などで検索できますが、「navico（ナビコ）」では「住所、電話番号、マップコード」の検索はネットワークの使用が必要でしたが、「NAVIelite」はオフラインで検索することができます。

NAVIeliteのオープニング画面
	今回使用した Ver 1.5.2では、ユーザー情報登録を行う必要があるようです。 私はiPhone3GSで使用しましたが、NAVIeliteはiPhone3GSとiPhone4のみの対応となっています。 iPhone3GSより古いiPhoneやiPod touchおよびiPadには対応していないようです。
NAVIeliteの通常のナビ画面
	上部に[目的地][現在地][ナビ設定][環境設定]のボタンが並び、下部には通常のナビで良く表示されるボタンが表示されます。 「navico」の画面はパソコン画面の様な表示ですが、「NAVIelite」は地図や文字の表示が柔らかい雰囲気です。
NAVIeliteの環境設定画面
	環境設定画面はiOSのユーザーインターフェイスが採用されています。 メニュースキンを設定変更することで、画面のメニューボタンの表示等を変更することができ、かなり異なった雰囲気の画面にすることもできます。
NAVIeliteのナビ設定のメイン画面
	[ナビ設定]をタッチすると、ナビの設定・編集画面が表示されます。 ナビの案内中を行うときには、[案内中止]をタッチします。
NAVIeliteのナビ詳細設定画面
	[ナビ詳細設定]をタッチすると、各種設定を行うことができます。 ナビ詳細設定では、書ききれないくらいの色々な設定を変更することができます。
NAVIeliteの安全・快適走行設定画面
	[運転支援]タブをタッチすると安全・快適走行設定画面が表示されます。 ここでは案内に関する内容が主な設定内容となります。
NAVIeliteの目的地検索画面
	[目的地]をタッチすると、目的地をどのように検索するかの選択画面が表示されます。 NAVIeliteでは、オンライン・オフライン関係なく「名称、住所、施設、電話番号、ジャンル、郵便番号、マップコード」等から目的地を検索することができます。
NAVIeliteの名称／読み検索画面
	[名称]をタッチすると名称／読み検索画面が表示され、50音のボタンが表示されます。 「すずかさーきっ」とまで入力すると、次候補の「と」が絞り込まれているのがわかります。 この文字の絞り込みは、かなり高速に動作します。
NAVIeliteの「すずかさーきっと」での検索結果
	「すずかさーきっと」で検索すると、鈴鹿サーキットに関する目的地が検索表示されます。 検索速度も速く、検索結果をさらに「エリア」や「ジャンル」で絞り込むことができます。
NAVIeliteのルート選択画面
	一般的なカーナビの用に、優先別のルートが表示させるのでルートを選択します。 navicoでは、条件を設定してルートを検索でしたが、NAVIeliteでは自動的に複数の条件（優先）でのルートが表示されます。
NAVIeliteのナビゲーション中の画面
	実際にナビゲーション（案内）中の画面を紹介したいのですが、運転中にiPhoneの画面コピーをとるのは危険なので、NAVIeliteの機能としてある「デモ案内」を利用しました。 高速道路では、どの車線を走行すれば良いのか、右側に表示されます。
NAVIeliteの高速道路情報表示
	高速道路表示中には、右側に高速道の情報が表示されます。 サービスエリアでは、どのような設備があるのかがアイコンで表示されています。
NAVIeliteのビル内情報の表示
	ビルなどを選択すると、ビル内にある情報などが一覧表示されます。 一覧表示された中から情報を選択すると、さらに何階にあるかまでわかる情報が表示されます。
NAVIeliteとnavicoの地図情報の比較
	NAVIeliteとnavicoで、同じ場所の地図を表示させてみました。 上がNAVIelite、下がnavicoの表示画面です。 NAVIeliteは、あくまで従来のカーナビの画面を再現した画面であり、navicoはiPhone（iOS）で再現した画面です。 どちらや見やすいのか、優秀なのかは一概には言えませんが、ここまでカーナビ画面にこだわったNAVIeliteには感心します。

「NAVIelite」をカーナビとして実際に使ってみての感想

レガシィに装着しているイクリプス（富士通テン）のHDDナビ AVN8803HDとNAVIeliteを同時に使用してナビゲーションさせてみて驚いてしまいました。 距離にして50km少々で、高速道路を30km程度含むルートですが、最初にびっくりしたのが音声ガイダンスの案内タイミングや案内内容がほとんど同じであることです。 さらに走行していると、HDDナビの表示画面とiPhoneに表示される画面も、物理的なサイズや画素数が異なりますが、レイアウトや表示内容が良く似ていることです。 似ていると言うより、ほぼ同じコンセプトで設計されている表示画面内容です。 念のためにアイシン・エィ・ダブリュ株式会社に確認したところ、イクリプスのナビはアイシン・エィ・ダブリュ株式会社で開発されているそうで、道理で同じな訳です。（ホームページのナビ取引先一覧にも富士通テン株式会社が書かれていました） 実際に今回ナビゲーションさせてみてNAVIeliteがHDDナビと較べて劣っていたのは、トンネル内の走行中は自立巡航できないことぐらいでした。 色々とNAVIeliteを触ってみましたが、感想はiPhone用のカーナビアプリと言うよりかは、従来のカーナビそのままを再現していると感じました。 iPhone（iOS）を感じさせる部分は、環境設定画面と最上部に表示されるステータスバー（電波状況や時刻、バッテリー残量などを表示するエリア）の表示だけです。 上記2点外は、本当にカーナビそのままの表示＆操作感です。なので、一度カーナビを触ったことがある方だと、迷わずにある程度の機能を利用することができるはずです。 NAVIeliteとnavicoの両方を起動していると、たまにNAVIeliteの操作が重たくなるときもありましたが、一度もアプリが落ちることなく操作することができました。 「MapFan for iPhone」や「navico」と比較すると、カーナビのアプリとしては一番一般的なカーナビに近いソフトです。 実際に、良くここまでiPhoneのアプリとしてできたものだと思いました。 使ってみて一番気になるのが、3,800円の価格は高くないと思いますが、１年間の利用期間制限があるのが残念です。 iPhoneをカーナビとして利用する方は、あくまでサブのカーナビとして利用する方が多いと思うので、１年間の中でカーナビの機能を利用する回数は比較的少ないと思います。 地図の更新時には別途更新料金が必要となるのは構いませんが、１年間の利用期間制限が無くなれば、現時点ではカーナビソフトとして一番お薦めのソフトだと感じました。 ちなみに「navico」の価格は6,000円ですが、利用期間制限はありません。

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