てつのリフレッシュ大作戦|「MapFan for iPhone」のナビを使ってみた

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てつのリフレッシュ大作戦
(「MapFan for iPhone」のナビを使ってみた)

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「MapFan for iPhone」のナビを使ってみた

最近ムーヴにPND(ポータブル・ナビ・デバイス)であるソニーの「NV-U3C」を装着しました。
最近のPNDは容量(NV-U3Cは4GB)も大きくなっており、またDVD地図データなどのように可動部がないので、ルート検索も高速になっています。
携帯電話としてiPhoneを使用している私が、最近気になっていたiPhoneを使用したナビソフト「MapFan for iPhone(インクリメント・ピー社製)」が発売されたので、早速入手して使ってみました。

  



「MapFan for iPhone」のオープニング画面
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私のiPhoneは2009年に発売された3GSです。
「MapFan for iPhone」の起動には少し時間がかかりますが、イライラするほどではありません。
2008年モデルの3Gだと、起動にはかなり待たされるかもしれません。
ちなみにインストールには、約2GBの空き容量が必要となっているので、地図データの容量は1〜2GB程度だと予想されます。

「MapFan for iPhone」の設定内容

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「MapFan for iPhone」の設定内容はシンプルです。
iPhoneは操作を何もしないと、一定時間経過後にスリープしますので、スリープさせずに画面を表示させる「常時スクリーン」の設定があります。
また「バイブレーション」を使用して案内を知らせる設定もあります。
「MapFan for iPhone」の経路探索設定
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「MapFan for iPhone」の経路探索設定では、車種(軽自動車・普通車・中型車)の設定があります。
この車種の設定は、高速道路の料金計算・表示に使用されているようです。
経路検索方法では、標準・距離優先・主要道路優先・道なり優先の4種類から選択できます。
フェリー航路は、標準・フェリー優先・回避から選択できますが、私はフェリーを使用しないので、回避に設定しました。

「MapFan for iPhone」の検索画面

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画面下部の左から2番目の「虫眼鏡アイコン」をタップすると検索画面が表示されます。
周辺施設。キーワード・TVスポット・住所・駅の5種類の検索方法があります。
「住所・駅」に関してはオフラインでも検索できますが、「周辺施設。キーワード・TVスポット」は通信を使用したオンラインでないと検索できないようです。
検索で一番不思議と言うか使いにくいのは、通常のナビではある「電話番号」での検索がないことです。

「MapFan for iPhone」のナビのルート検索

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「MapFan for iPhone」のナビのルート検索を行ってみます。
出発点は現在地点を設定し、目的地は「鈴鹿サーキット」としました。
ここでは立寄地を「鈴鹿ロイヤルホテル」を設定しましたが、最大5件まで設定可能です。
「MapFan for iPhone」のルート選択
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ルート検索画面で「決定」をタップすると、ルートが検索されルートが表示されます。
画面上部の左から「高速道利用・高速道回避・簡易歩行者」からルートを選択し、画面下部の「ナビ開始」をタップするとナビのルートが決定します。
このルート選択画面の下部には、所要時間・到着時刻・高速道路などの利用料金が表示されますので、このあたりの機能は通常のカーナビと同様です。
ルートが決定したら、メインの地図画面に表示されている下部左端の「四角いアイコン」をタップするとナビがスタートします。
「MapFan for iPhone」のナビ走行中の画面
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ルートを決定してからのナビ走行中の画面では、画面右側に右折や左折などの曲がる案内が表示されます。
地図の表示は、北を上側に表示させたり、進行方向を上部に表示させるヘッディングアップ表示も可能です。
地図の表示で残念なのが、関東地区の詳細地図収録エリア以外の地図データが、とても貧弱なことです。
道路の幅は全て同じ幅で表示され、建物やお店の表示がとても少ないです。
学校や大きな施設は表示されますが、ナビの曲がる目安として良く利用するガソリンスタンドやコンビニ等はほとんど表示されません。
「MapFan for iPhone」のおすすめTVスポット
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この「MapFan for iPhone」で面白くて使えると思った機能が「おすすめTVスポット」です。
TVで紹介されたお店などを表示させたり、色々な条件で検索することができます。
デートの目的地を探したり、話題のネタとして利用できると思います。
「MapFan for iPhone」と「NV-U3C」のナビ画面
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ムーヴのダッシュボード上に「MapFan for iPhone」と「NV-U3C」装着した例です。
今回はiPhoneの装着グッズが間に合わなかったので、「MapFan for iPhone」は両面テープを使用して仮止めした状態です、
画面のスペックですが、両方とも画面サイズは3.5インチです。320×240なので、iPhoneで表示できる情報量は単純計算で2倍となります。
表示されている画面を見るとわかると思いますが、「MapFan for iPhone」の表示や文字のサイズが小さくて、「NV-U3C」と比較すると読み取りにくいです。


「MapFan for iPhone」をカーナビとして実際に使ってみての感想

まず「MapFan for iPhone」をカーナビとして使えるかどうかですが、「簡易カーナビ」と言う条件であれば使えると思います。
しかし一般的なカーナビや、最近シェアを伸ばしているPNDを利用している人であれば「使いずらい」とか「使えない」などの厳しい声が聞こえてくると思います。
私は「MapFan for iPhone」は商品名にも現れているように、「iPhone用のMapFan(地図ソフト・データ)であり、付加機能としてナビ機能が付いている。」と理解しています。
「MapFan for iPhone」の価格は、たったの2,300円で購入でき、今回比較したPND「NV-U3C」の10分の1以下の価格です。
さらに、今までiPhoneで利用できる地図はオンライン利用、つまり通信(当然パケット代金)が必要で、通信環境によっては地図の表示が遅かったり、最悪の場合では地図が表示されない可能性があります。
しかし「MapFan for iPhone」では、iPhoneのメモリ内に地図データを持っているので、オフラインでの地図の表示が可能です。
当然、地図の表示にはパケット代金は不要ですし、地図の表示は通信を必要としないので高速です。
「MapFan for iPhone」がメモリ使用量は増えるが、iPhone内部に地図データを持ち、オフラインで地図が表示できることは重要なことだと思います。
なぜなら、地図の表示にパケット通信が必要であれば、電波の届かない場所では地図が利用できない、つまりナビ機能が使えないことになります。
特にSoftBankは通信可能エリアが狭いため、山岳路などでは電波が届かないエリアが比較的多いので、オフラインでの地図が利用できることは、大変意味があることです。

■「MapFan for iPhone」は誰に向いてる?
「MapFan for iPhone」利用に向いている人は、以下の様な目的の人で、決してiPhoneをカーナビとして積極的に利用を考えている方には向きません。
(1) オフラインでの地図の利用が目的の人。
(2) 詳細地図収録エリアである関東地区での地図の利用が目的の人。
(3) たまに簡易ナビとしての利用を考えている人。

■「MapFan for iPhone」の良い点、便利な点
(1) まず、日本国内での簡易ナビとして使えるソフトとしては、2,300円と比較的低価格なこと。
(2) パケット代金を気にせずに、地図を利用できること。
(3) PNDを街の中で利用するには少し抵抗があるが、iPhoneなので周りの目を気にせず利用できること。
(4) 「おすすめTVスポット」の機能は、色々と面白いことに利用できそうなこと。

■「MapFan for iPhone」の悪い点、改善要望
(1) 一番確実で簡単な「電話番号検索」機能が無い。
(2) 住所検索機能が使いにくい。住所は地名一覧から選択する方法しかできないので、スクロールが大変だし、番地の入力もできない。
(3) オフラインでのリルート(通常のルート検索も)ができるようにして欲しい。電波が届きにくい山岳路などで、ルートを外れた場合リルートできないのでは困ると思います。
(4) 詳細地図収録エリア以外の地図が貧弱。日本全国を収録すると容量が増えるのであれば、地域選択でも構わないので、詳細な地図が欲しい。
(5) 購入後1年間経過すると、ナビ機能や一部の検索機能などが利用できなくなる。地図更新料金で2,300円再度必要なのであれば理解できるが、毎年2,300円支払わないとナビや検索機能が利用できないのは改善して欲しい。

■「MapFan for iPhone」について最後に
私自身かなり以前から、インターネット地図サービスであるインクリメント・ピー社のMapFanWebを利用していました。
MapFanWebは地図の表示だけでなく、ルート検索や周辺のショップを探したりでき、地図を用紙に印刷する機能を含めて良く利用しています。
このMapFanWebのサービスを提供しているインクリメント・ピー社の「MapFan for iPhone」は、オフラインでの地図表示ができ、さらにナビ機能があるとてもユニークで魅力的な製品だと思います。
しかし製品の完成度から判断すると、まだまだ改善する余地もある製品だと思います。
今後のバージョンアップで、より色々な地域の多くの人に利用されるソフトに成長して欲しいと望んでいます。



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