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2009年3月現在の某セルフガソリンスタンドの電光掲示板を撮影した画像です。
昨年夏には、レギュラーガソリンが180円/L台まで高騰しました。そのような上昇ペースでいけば、年末には200円/L突破かと大半の方が予測されたと思います。
しかしレギュラー185円/Lくらいでストップ。一般ドライバーは胸を撫で下ろしましたが、いつまた高騰するのかまったく想像できません。日本の経済社会がレギュラー200円/Lや300円/Lに対応するようにはできていないのです。ガソリンスタンドの電光掲示板のなかには百位が「2」以上はありえないと考えられ、「1」表示だけのように見えて私自身が勝手に心配したものがありました。画像の掲示板は7セグメントで大丈夫のようですね。 |
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ガソリン価格高騰!! 「燃費」のテーマに深く関わっている私個人としては、2007年冬あたりには「何をするべきか」「どうあるべきか」と日々、思索を重ねていました。その結論が画像右端の「燃費向上レッスン1・2・3」の出版です。みなさんはすでに読まれましたか?
出版にあたり同分野の燃費の単行本を読んでみました。画像は左より、ベストカー編/燃費がグンとよくなる本、島下泰久著/極楽ガソリンダイエット、渡辺剛満著/最強の燃料節約術、そして拙著です。
「うーん。これはチョットね〜」と考え込んでしまうものがあったり、「トライの価値あり!」の内容もあり。 |
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明言しますが、この本はオススメします。
まず、4〜6ページの☆目次☆をご覧ください。省燃費テクの数々が角ゴシック太字でびっしりと自信ありげに記載されています。このなかで私が興味をもったのが、Part4の「燃費をもりもり上げるためのガソリン給油術」です。
レギュラー仕様車にハイオクガソリンを入れてもクルマが壊れることはありません。すでにマイカーのヴィッツで経験済み。高速燃費を良くしようと100%ハイオク給油でトライしました。でも燃費向上はわずかか逆にダウン。レギュラー仕様車にはレギュラー向きにECUが調整されているから。
が両者を混ぜたら? これが盲点だったのです。 |
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さて紹介が遅れましたがマイカーは、ウィッシュ1.8X 4WD「Lエディション」。
10・15モード燃費12.8km/L。燃料タンク容量60L。フルタイム4WDではなく、運転席左下の押しボタン1つで2WDと4WDの切換えができます。
195/65R15タイヤ&6JJスチールホイル(樹脂フルキャップ)にしてあるのは購入時に、将来のスノウドライブを目論んでのことでしたが、1年過ぎてもいまだに雪国にいったことがありません(苦)。
2009年の今年2月は、家族4人で久能山いちご狩りを楽しんできましたが、往復100kmに疲れを感じなかったのはミニバンの利点でしょうか? |
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エンジンルームを観てください。とくにエアダクトとバッテリー周り。得意の自作吸気系グッズとかアーシングは影も形もありません。そう、エンジンルームには全く手をつけていないのです。ノーマルの東国原知事(筆者は『そのまんま東』と掛け合わせたいらしい。WBCの侍ジャパンの宮崎キャンプで、宮崎県はかなりの経済効果があったとか。ヨカッタネ)。
マイカーにほとんど手を加えていないのは、ガソリン価格高騰、世界同時不況の影響です。ヴィッツからの乗換えで、それまでの月間ガソリン代は、一時期2倍以上になってしまいました。懐の寂しくなった一般庶民の私にはなにもできないのです(苦)。 |
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ウィッシュのメーカー指定タイヤ圧は前後とも2.1kg/cuです。
昨年購入後、新品タイヤがなじんでから2.5kg/cuに昇圧しました。2.1kg/cuという圧力は、ミニバンに乗った人たちの快適性重視の数字。約1割アップしたことで、マイカーはゴツゴツした乗り心地となりましたが、これは私好みのテイスト。
続いて、窒素ガス封入はお決まりの省燃費チューンのパターンです。空気より窒素ガスのほうが熱膨張は低く抑えられますから、100km以上の高速燃費トライのときはデータの信頼性が増すわけです。窒素ガス封入@500円/1本×4で2,000円也。 |
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基本的にオイル添加剤、燃料添加剤の類は好きではありません。その理由は、手間がかかることとコストパフォーマンスが低そうだから。
しかし、クリスタルC-3000は別。
「60Lタンク満タンにキャップ1杯入れるだけ」というのが嬉しい。ヴィッツから始めていますが、給油時の添加をやめて高速燃費を測ると25〜26km/Lあった区間燃費が1〜2km/Lダウンしたのを実感しています。
世界初の「燃料系波動添加剤」はほんとうに効果があるのか? 現ウィッシュにも給油のたびに添加していましたが、次なるテストのために中断。するとそれまでの平均燃費11.5〜12.5km/L(車載デジタル燃費計計測)が10.6km/Lにダウン!! |
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「燃費がグンとよくなる本」で知ったハイオク−レギュラー混合給油法ですが、ではどのくらいの比率にすればレギュラー仕様車で最高の燃費向上が期待できるのか? 残念ながらこの本には何も記載されていません。
個人的に独断と偏見と経験と勘を基にして、えいやっと気合を入れて最初はハイオク11.0L+後入れレギュラー43.9L満タンとしました。燃料計Eで毎回およそ55L給油するので、その20%としてハイオク11.0Lとしたわけです。
すると次回給油時の車載デジタル燃費計の数字は、10.6から12.0へと劇的変化。
運転フィーリングもややトルクフルになった感じです。コールドスタートから5〜10分後には明確な違いが体感できるようになったのは、ハイオク給油量が12.0〜13.0Lとなったあたりから。 |
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コールドスタートしてから10分も運転していると、「ハイオクを入れているナ」と実感できるのは、ハイオク給油量14.0〜15.0となるとさらにさらに明確にわかってきます。
かくいうのはアクセルを踏んでからのレスポンスが以前と比べ、若干悪くなります。それは「燃費がグンとよくなる本」のPP52〜53に解説されていて、燃費向上のためには上手にアクセルコントロールする必要があります。
冒頭の「はじめに」の表に記載されていますが、2009年3月末日現在、ハイオク16.0L+レギュラー40.0L(ウィッシュの燃料タンク容量60Lでは、ハイオク比率25%)までトライして、デジタル燃費計表示「13.6」の最高平均燃費を記録しています。まだまだ小寒い日々が続いていますが、この条件下でノーマルウィッシュが28%燃費向上!! |
ウィッシュのメータ |
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最初から装備されている車載用デジタル燃費計です。「13.2」は、前回の給油(2009年2月27日)でハイオク13.0L+レギュラー41.6L給油したときの平均燃費。
「ハイオク−レギュラー混合給油法」にトライしてから4回目だから、ハイオクの比率は23〜24%とみてよいでしょう。
テスト車には、クリスタルC-3000などの燃料添加剤は一切なし。車載燃費計には満タン給油法の実測値と違いはあるものの、同じ装置の計測による比較だから、読者のみなさんには十分納得できる燃費レポートと自負しています。
同じガソリンスタンドのハイオクとレギュラーガソリンの価格差は11〜12円だから、12×13Lとしても156円の通常ガソリン代の上乗せで、燃費向上率25%以上の効果が生まれました。
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【付録】F-86Fとウィッシュ |
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浜松市を通る国道1号線バイパスにおいて、石原町交差点で国道150号線を東進すること6km足らずの場所に、袖浦公園があります。ここは「明野陸軍飛行学校天竜分教場跡」となっていて、浜松基地から特別提供されたノースアメリカンF-86Fセイバー戦闘機(旭光)が展示されています。
地元の人に聞くと、同型機がこのような状態で一般公開されているのは、日本広しといえどもここだけとのこと。
機体の下に入り意外に思ったのは、車輪のタイヤサイズです。普通のセダンのそれと大差ありません。このタイヤ3本で自重4,967kgのジェット戦闘機の離着陸を支えているのですから。
全長11.4mのF-86Fに比して、4.56mのウィッシュの白さが目立つ小春日和。 |