ノズ・コレページ｜デュアド４編

デュアド４編 （反射材は純ジルコニウム板！！）

はじめに

最初に、エコ・トルマリンシートとペイント・トルマリンを一緒にしたダブル効果を狙っていました。 ペイント・トルマリンにエコをどぶづけしてみたのです。ところが思惑どおり行かずに失敗。 原点に戻って、考えてみました。 すると……。 【デュアド４の意味】 「サプリメント」という言葉を、雑誌などでよく目にします。正式には「ダイエタリー・サプリメント」といって、栄養補助食品の意味で使われていますが、本来の意味では「補遺」「追補」「追加」となります。 そこでトルマリンのサプリメントを考えてみました。このページで「サプリメント」とは、「トルマリン補助アイテム」とします。 デュアド４は、次の３つから構成されています。 ・トルマリン主材 ・トルマリン補助材（サプリメント） ・反射材 トルマリン主材は、主にエコ・トルマリンシートを使います。 主材ではなくて、補助材として考えてみたら好結果につながったのが、ペイント・トルマリンです。 画像で紹介しますが、はじめにエコ・トルマリンシートにペイント・トルマリンをたっぷりと染み込ませたもの（画像４）を作ってみたら、ダメでした。 次にペイント・トルマリンを塗布した銅板とエコをサンドイッチ（画像１０）したら、見事、ヒットしました。ペイント・トルマリンには、銅板とエコ・トルマリンシートをなじませる効果があるようです。 これは、新たにデュアド４で見つけた、ペイント・トルマリンの利用方法です。 【キレとコク】 ビールのＣＭではありません。 デュアド４の反射材に使った純チタン板と純ジルコニウム板を比較すると、私の感性では、このような表現となります。 キレのある純チタン板。 コクのある純ジルコニウム板。 ジルコニウムには、チタンほど際立ったパンチ力はないけれども、エンジンの奥底から湧き上がってくる力強さと幅広さがあります。 装着してみて、ハンドルから伝わってくるバイブレーションには驚きましたね。 総じて、ジルコニウムのほうが、一枚上手と判断しています。

ジルコニウム
	ホームページ「ＩＳＵＺＵ　ＷＩＺＡＲＤ　随想録」オーナーのＮＯＺさんのアドバイスで購入した、ジルコニウム板（純度９９．７％/右端）。 中央の純チタン板（『ニラコ』の文字の上側）と比べると、色目の違いがよくわかります。 チタンもジルコニウムも、４族の遷移元素で同族どおしで良く似た物理的特性を持っています。 電気伝導率３．１（対Ｃｕ％）は同じですが、チタンの密度４．５１ｇ/ｃｍ3。対してジルコニウムの密度６．５２ｇ/ｃｍ3。
エコ１０枚＋銅板１１枚
	自作シリーズでは、おなじみの画像ですが、初めて、このホームページを閲覧するビジターのために説明します。 ダイソー・虫ヨラズを半分に切って、３０ｃｍ長×１１枚用意します。 エコ・トルマリンシート幅４０ｍｍ×２８５ｍｍを１０枚用意。 虫ヨラズの銅板もエコ・トルマリンシートも一般用ハサミで切れます。 切断した銅板は折り曲げシロ１ｃｍ＋５ｍｍの余白のため、エコ・シートより１５ｍｍ長めとなります。
ペイント用具一式
	今度はペイント・トルマリン塗布だけではなくて、ディッピング（含侵/どぶづけ）が目的で、これだけ用意しました。 何をどぶづけするかって？　それは画像を順次、送ってみてください。まぁ、だいたい察しがついていると思いますが……。 画像左端は金網。塗装したものが舞っていかないようにするため。 上段左はローラ付きバット。同右は耐油グローブ（手袋）。 下段左はペイント・トルマリン１Ｌ缶＠２万円前後。同右はハケ＠１００円。
ディッピング
	そうです！　ペイント・トルマリンでどぶづけするのは、エコ・トルマリンシートです。なかなか面白いアイデアと思いませんか？ ペイントとエコのトルマリン２重奏が奏でるハーモニィは、どんなに美しいし調べだろうか。 これこそ、最強最高のトルマリン・チューン！ となるハズであったが、結果は？？ ペイント・トルマリンをはじくことなく、エコ・トルマリンシートは吸収しますから、よ〜く絞っておきます。 乾燥にはいくらか時間を要しますが。
銅板＋両面テープ
	含侵したエコ・トルマリンシートが乾くまでに、こちらの作業も並列進行しました。 ダイソー・銅板を１ｃｍ直角に折っておいて、続いて１ｃｍおいて両面テープを貼り付けます。 両面テープは、１００円ショップから購入。１１枚中、１枚はなにも貼りません。１番上の保護用銅板となります。 白い敷紙は、去年のカレンダー（笑）。 デュアド３編の画像同様、銅板の両面に、まんべんなくペイント・トルマリンを塗ります。 これがデュアド４の隠し味となります。
２〜３時間放置
	ダイソー・銅板とエコ・トルマリンシートは適当な時間を置いてから裏返しにして、よく乾燥させます。 晴れた日に作業を行ないますが、少し風があったほうが良い。あまり強風だと、軽い銅板はどこかに飛んでいってしまうので要注意。 エコ・トルマリンシートは飛散防止のため、金網をかぶせておきました。犬や猫のいたずら防止ではありません（異臭を放つペイント・トルマリンに寄ってくるはずは無いよね）。 ペイント・トルマリンをたっぷりと付けた銅板とシートが合体したら……。 期待度１２０％！
乾燥エコ＋銅板の貼付け
	ペイント・トルマリンが乾くと、エコ・トルマリンシートは、バリバリに硬くなります。シートの伸縮性もなくなります。画像でわかると思いますが、乾いたエコ・シートは、少し黄ばんできます。 一方のダイソー・銅板が乾いたら、両面テープのシールを剥がしてエコ・トルマリンシートを貼り付けます。 ここまでの費用は、エコ・トルマリンシートが１０００円くらい。ダイソー・銅板×６袋で６００円。金網、耐油手袋、バット込みで２０００円くらい。これにペイント・トルマリン１Ｌ缶２万円前後を加算。 真夏になったら、団扇の両面に塗ってください。マイナスイオングッズの出来上がりとなります（笑）。
乾燥エコ銅板の綴じ
	両面テープで貼り付けたエコ・トルマリンシート付き銅板＋シートなし銅板を重ね合わせ、同じ銅板の端材を横ベルトにして、２ヶ所で綴じます。 横ベルト固定には、布テープ。 エコ・トルマリンシートはカチカチなので、綴じ作業は力を要することなく簡単にできます。 画像上の黒い金属板は、純ジルコニウム板。 定尺２００ｍｍ長なので、２枚重ねて３００ｍｍ長とします。これをＮＯＺさんは、「２段ロケット」というそうな。
デュアド４完成か？
	縮まらないエコ・トルマリンシート１０層の上に、反射材の純ジルコニウム板を重ねて、結束バンドで固定します。 はたしてデュアド４の完成か。 さっそく、ヴィッツ１Ｌに乗り込んで、テストドライブに出かけます。 しかし、期待していたような体感がありませんでした。ペイント・トルマリン＋エコ・トルマリンシートの相加効果は、こんなものではないはず……。 どこかが、なにか違う。
デュアド４作業途中
	例えば、ペイント・トルマリンをたっぷりと塗ったために、エコ・トルマリンシートの空気層がなくなって、エコ本来の効果がスポイルされたのではないか？ 翌日、デュアド４を分解。 新しく切ったエコ・トルマリンシート１０枚を、ペイント・トルマリン塗布銅板１０枚とミックスさせてみました。 画像は、作業途中。右上は、ペイント・トルマリンでディッピングされたエコ。
デュアド４装着
	ディッピングなしエコ・トルマリンシート１０枚＋ペイント・トルマリンベルトに純ジルコニウム板を重ねてリトライ。国１バイパスを走ってみます。 コレです！　私ノズ・コレが頭に描いていたドライブフィーリング。 １００ｋｍ往復燃費テストコースを走ると、平均燃費２３．４ｋｍ/Ｌ（ＣＡＭＰ計測）が出ました。 春先の時期にしては、ＧＯＯ。これから夏場にかけて、さらに燃費アップが望めます。 アクセルを吹かさなくても、エンジンの奥底から持ち上がってくるトルク感があります。これまでとは、全く違った体感。

おわりに

去年の初夏からトルマリンに取り組み始め、こんなものを作ってみたいという理想がありました。 デュアド４は、私ノズ・コレのイメージしていたものに近い特徴を持った作品です。 燃費向上については、あまり書きません。同様のものを作って、体感された人たちの評価を待ちます。 イニシャルコストが高くなってしまうのも、デュアド４の特徴です。 ペイント・トルマリン１Ｌ缶が約２万円。 反射材の純ジルコニウム板が８０００円。 デュアド４を作る人は、１人もいないかもしれません。となると、幻の自作トルマリングッズ（笑）。 しかしながら、作ってみるだけの価値はあると自負しています。 次回は、もう少し安価でできるデュアド４を紹介する予定です。

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