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デュアド・チタン・トルマリンベルト
(トルマリングッズをさらにパワーアップ!)

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はじめに

【はじめに】
トルマリンを素材にした燃費向上グッズを自作してみたのですが、私の愛車ヴィッツ1L4ATでは、満足すべき結果が得られました。
しかし、トルマリンの可能性を追求して、さらに燃費向上をめざしたいと思うようになったのは、当然の成り行きです。
より強力なトルマリン自作グッズを思索中、ネットサーフィンしているうちに目に止まったのは、ぷがさんが管理しているアーシングサイト「Project−E」内のPROJECT−TRのページ。
このサイトを閲覧して得られたキーワード「チタン」「反射材」を基にして生まれたのが、「デュアド・チタン・トルマリンベルト」です。

【デュアドの考え方】
SEVの特許出願書類(特開2000−19296)の発明の名称は「物質活性化方法および装置」と記されています。弁理士4名による出願書類で、明細書をプリントアウトすると、20ページに及びます。詳細が知りたい人は、特許庁HPの特許電子図書館(IPDL)から入って上記の特開番号を検索すれば、明細書を閲覧することができます。燃費グッズに興味が大有りで元気のある方はぜひご一読を。「やっぱりSEVって凄い!」と感動しますよ。最後まで読み切れば。
SEVの出願書類の図面に着目するとエネルギー源となる金属の積層部の上部に、鉛らしき金属を重ねSEVを形成しています。私は、この鉛らしき金属の存在と役割に興味を持ちました。
時を同じくして知ったのですが、PROJECT−TRのBBSでは「反射材」という言葉が印象に残りました。なにやらアルミニウムがトルマリングッズの燃費向上効果を助長させるとかの記事ですが、一度トライする価値ありと判断しました。とはいえ燃費グッズを自作し始めたのはつい最近のことで……。どこまでも眉唾物のイメージが付きまといます。自ら実験してドライブフィーリングの装着変化が体感できなければ納得できません。さっそくトライしてみましたが、効果は確認できず。
が、想像することは別腹(笑)。ここで、(トルマリンベルトをエアダクトに巻いた際、外側に放出されるエネルギーを反射させて内側に向けさせれば、さらにトルマリン効果がアップするのではないか?)と考えました。反射材となる金属は何が適しているかということですね。
続いて思いついたのが、チタンです。
ぷがさんのHPでは「酸化チタンタイプ  イオナイザー」として、トルマリンパウダー:チタン塗料を3:7の割合で混合したものを金属板に塗布していました。私が思いついたのは、トルマリン層とチタン層を分離させて、トルマリンから発生するエネルギーをチタンの物性により、内側に反射できないか、というもの。
この考えによって作製した今回の自作トルマリングッズは、デジタル燃費計のCAMPの区間燃費表示に明確な違いを表してくれました。

思うに、25年前の学生時代の最後の年(注;1975年ごろ)。
オーディオ業界にコンポーネントステレオの製品が主流になったころ、私もアルバイトや友人からの借金で、コンポーネントステレオ1セットを揃えての小生活に満足していました。
当時のカセットテープは、主にTDKかソニー。プログラムソースとしての音質は決してよくありません。安価なうえ、1本のカセットテープを何度も上書きした音ですから、やむを得ないことです。
するとソニーからこれまでにないオーディオカセットテープが発売されました。伸びやかな高音特性のあるクロムとメリハリのある重低音の酸化鉄を、テープベースにダブルコーティングしたものです。
デュアドカセットテープを最高の音質で再生できるのは、ソニーカセットデッキのみ。確か2機種が発売されていたと記憶していますが、価格が12万円なので、貧乏人の私には到底入手無理なお話。ところが某友人がソレを持って下宿にひょっこり現れたのでした。1週間くらい貸してくれるとのこと。何という幸せ!  イイ音はイイオーディオ機器で!  が彼の音に対するこだわり。私には彼がオーディオの生き神に見えて。
それからLPレコードとデュアドテープ録音した楽音を再生して聞き比べしたのです。
カレン・カーペンターのブレス。
レッド・ツェッペリン「天国への階段」のラスト。
アイザック・スターンによるベートーベン/Vn協奏曲。
とにもかくも学生時代最後の1年に、これらの事象が脳ミソにザクザクと刻み込まれて(笑)。
少々、脱線したようですが、デュアド・チタン・トルマリンベルト誕生には、25年前の序章があった記録しておきます。
これがデュアドシリーズのはじめのはじまり。

燃費グッズとして生まれたデュアド・チタン・トルマリンベルトですが、まだまだ生まれたてのヨチヨチ歩きの状態。未完成です。トルマリンのポテンシャルを最大限に引き出せるように改良を重ねる課題があります。
トルマリンの焦電効果によって、冬場はほとんど燃費アップの結果がなし。どこからか余熱をもらうとか効果の表れる立ち上がり時間の短縮とか、解決すべき課題は山積み。
燃費グッズが完成したら、それでお終い――。これでは無責任です。市民発明家側の知識から、発明とは、「生みの苦しみ」より実用化への「育ての苦しみ」のほうが数倍以上大きいのです。
デュアド・チタン・トルマリンベルトをリリースした時点から生みの親の私の子育てがスタート。さてこのトルマリングッズを、自作燃費グッズNo.1にさせるにはどうしたらよいのか……。自動的に件の自作品に、ある種の使命感を負わされたわけですが、どのように手を加えてどう成長していくか、サイト内外にどんな影響を及ぼすか、それが楽しみでもあり。

【デュアドのネーミング】
オイル・ショックが叫ばれていた頃、ソニーから画期的なオーディオカセットテープが発売されました。言うまでもなく「デュアド・フェリクロームカセットテープ」です。高音特性の良いクロムと中低音特性の良い酸化鉄をWコーティングしたテープです。
それに習ったのですが、デュアド・チタン・トルマリンベルトとは、「チタンとトルマリンの2つから成るベルト」という意味です。
なぜトルマリンの反射材にチタンなのか? 
アルミウムでは良くないのか?
その回答には、即答できず。トルマリンの圧電効果ではなくて焦電効果を狙った本作品だから、電気に関する分野から攻めれば案外扉が開かれるかもしれないと考えています。
(2014年1月改稿)

  



CAMP画面

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ダイソー・トルマリンパッチを銅板に貼り付け、コレを積層した銅ベルトが装着されたヴィッツ1L4ATで、浜松郊外の国1バイパスの往復65km燃費テストコースを走った区間燃費を表示しているのが、この画像です。CAMP表示の1番下段のアンダーラインで示している数字をみてください。
ここに表示された区間燃費を上回るトルマリン自作グッズの改良版を作り出せるでしょうか?
ふだんのヴィッツの平均燃費は、20.2km/L。朝夕の通勤ラッシュにもまれての、この数字は悪いとは思われません。
ちなみに10・15モード燃費は、19.6km/L。

デュアド材料4種類

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デュアド作製に使われる材料です。( )内は、ヴィッツ装着用に使った個数。
ダイソー100円プラザから購入するのは、園芸用防虫銅板「虫ヨラズ」(6袋)。
トルマリン・リラクパッチ腰用4個入り(14袋)。
薬局から買い求めるのは、ファイルド社ファイテンパワーテープ70個入り(1袋)。@1000円。
1袋30個入りは@500円ですが、チタン3層用に54個使用の場合は、2袋、必要となります。
他に、布テープ1巻。ハサミ1つ。
あらかじめお断りしておきますが、自作・装着された場合は、全て自己責任となります。

チタン貼り付け+空袋

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私のトルマリン自作シリーズに従って、銅板の端を1cm折り曲げておきます。積層したとき、1端をきちんと整列させるためです。
折り曲げたところから5mmくらい離して、チタンテープを貼り付けていきます。
ハサミの刃のうえに置き換えてから作業すると、あんがい、貼り付け位置の狙いが定まります。
ヴィッツのエアダクトの場合、銅板1枚に付き、18個貼るとちょうどよい長さになります。

チタン・アルミでトライ!

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ヴィッツ1Lのエアダクトの周囲の長さは約22cmですから、チタン銅板は、こんなかんじで3枚作りました。
さて、ベルトの1番うえの保護用銅板にガラス繊維入りアルミテープを貼り付け、4層のチタンベルト完成。
チタンの燃焼効率効果は、はたしてあるのか!? と、65kmテスト走行してみましたが、燃費結果は何の成果もなし。
うーん。
チタンの物性は、燃費に結びつかないのか?

リラクパッチ貼付け作業

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ここでひらめいたのが、チタンをトルマリンの反射材に起用できないか、ということ。
すぐにダイソーに行って、トルマリン・リラクパッチ腰用4個入りを、15袋ほど買ってきました。
楕円形のアクトパッチにしなかったのは、4角のリラクパッチのほうが、貼り付けたときの単位面積あたりのトルマリンのエネルギー放出量を多くとれると見込んだから。
リラクパッチには繊維の方向性があるので、よく伸びる側を横方向にして、銅板に貼り付けていきます。
チタンテープもそうですが、パッチの貼付けは、気長にやってください(笑)。

リラクパッチ銅板8枚+1枚

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画像1のCAMP画面でマークした区間燃費25.0km/Lのときと同程度のトルマリンパッチ個数にするため、リラクパッチ銅板は7枚としました。
リラクパッチ合計56枚。
トルマリン自作グッズを初めてトライされた方は、この画像の8枚だけでもトルマリン効果が得られます。ベルト固定には、銅板端材を利用してください。
リラクパッチ14袋+銅板4袋で、ここまでの費用は1800円。
それ相応の燃費向上は、みられるはずです。

デュアド銅板11枚

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画像4で、すでに作ってあるチタン銅板3枚と、画像6のダイソー・リラクパッチ銅板7枚+1枚を一緒にさせてみます。
トルマリン銅板枚数とチタン銅板枚数の比率は、7:3としました。記憶の良い方は気づかれるかもしれませんが、「はじめに」で紹介した
PROJECT−TRの酸化チタンタイプ イオナイザーの混合比率3:7とは、なんら関係はありません。
この画像でかかっている費用は、1800円+1000円+200円で、合計3000円となります。

デュアド銅板扇形

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デュアドは、このように積層して、1枚のベルトにします。ダクトに巻いたとき、チタン層が外側になるように。
ここでチタンの反射材としての効果が出ているか、トルマリン層とチタン層を入れ替えて、いつもの65km燃費コースを走ってみました。
トルマリン銅板;T、チタン銅板;Cとすると、
内側T:T:C:T:C:T:C:T:T外側で、24.3km/L。
内側T:T:T:T:T:T:T:C:C:C外側で、25.8km/L。
以上の燃費結果が得られました。

デュアド完成
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テスト結果が先行してしまいましたが、画像は、デュアド・チタン・トルマリンベルト(略して、デュアド)の完成したもの。
外観は、自作トルマリン銅ベルトと、ほとんど変わりません。
しかし、最近、多方面で需要拡大、評価の高まっているスーパーメタル−チタンを反射材に利用しているトルマリン強化グッズです。
内に秘めているパワーが想像できるかどうかは、あなた次第。
デュアド装着
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ヴィッツ1Lのエアダクトへのデュアド装着位置は、従来と同じとし、なるべく条件を揃えて燃費比較ができるようにしました。
画像1で示した燃費25.0km/Lが25.8km/Lに向上したので、わずか3%の燃費アップにすぎません。これを測定誤差の範疇とみるべきか?
いいえ、次回のテストでトルマリン素材をエコ・トルマリンシート(デュアド2)に変えたら、もっと著しい違いが現れたのです。
とりあえず、今回はここまで。


おわりに

軽い、強い、錆びないのが、チタンの特長です。
精錬技術の進歩によって、最近はチタン商品を身近でよく見るようになってきました。クルマでは、コンロッドやバルブなどに使われているし、スポーツマフラーもチタン製が見受けられます。また、塗料や健康ブレスレットやネックレスにも取り入れられています。
風邪薬を買いに、とある薬局でたまたま見つけた、健康商品のチタンテープ。これをみたとき、すぐに、
(燃費グッズに利用できるゾ)
と、思いました。結果は上記の通り。
自作シリーズの次回は、トルマリン素材をエコ・トルマリンシートに変えたデュアド・チタン・エコ・トルマリンベルト(略して『デュアド2』)、ならびにデュアドを他の燃費向上グッズと組合せた応用例を紹介する予定です。

(追記)
デュアドシリーズ第1号をリリースして10年以上が過ぎました。
効果の期待できる装着位置は、吸気系、燃料系と裾野を広げ、ラジエター系に至ったのが10年目。やっとトルマリンは終の棲家を勝ち得たというものでしょう。グッズ装着部がラジエター液の余熱をちゃっかり頂いているので、課題の1つであったトルマリンの焦電効果を、年間を通して十分に生かせます。
今回、【はじめに】を改稿しました。
デュアド第1号誕生の裏方には、実は25年前から下地作りが始まっていたことを皆さんに伝えたくて。本作品名について、音楽関係はソニーがパテントを取得している「DUAD」から頂いたネーミングですから、ネットに溢れ数多くある自作燃費グッズの中でもデュアドシリーズは、燃費向上効果がトップレベルの位置付けでなければならない責務があります。
果たしてデュアドシリーズは、自作燃費グッズNo.1に成り得たか? 「燃費」「自作」をキーワードにして燃費サイトをネットサーフィンすれば、焦点の落ち着いた輪郭が浮かび上がってくると思われます。
振り返ってデュアドアシリーズは、改善改良の連続でした。本稿を書いているのが2014年1月26日の日曜日です。昨日放送のNHK朝の連続ドラマ「ごちそうさん」で、西門正蔵役の近藤正臣さんの台詞がビビビと脳裏に響きました。まぁ、一視聴者の感想ですが。
「むしろ技術ってなもんは技術でしか救えんもんやろうと、そう思てる」
(2014年1月投稿)

  



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