仕事がAT(CVT)開発なのですが、まだシロウトなので解る範囲でお答えしたいと思います。 ただ、オイル屋ではないので実験で得た知識の範疇で、ということで(苦笑
#まあ、なおピーマンさんがこれを読んでくれるかどうかは別として #参考程度に読んで頂ければと思います
>ATFの油温が下がると幾らかでも燃費向上するものなんでしょうか? 答えはNOです。油温が下がれば油圧が高くなりますからフリクションが 大きくなり効率が悪化します。それと低油温ではキャビテーション(静圧 が局地手金飽和蒸気圧より低くなり、その一部が蒸気泡を発生した後、圧力 回復し、蒸気泡が壊滅する現象)が起こりやすくなりオイルポンプ(以下O/P) が傷ついてしまいO/Pが本来の性能を発揮できなくなり最終的には壊れてしまいます。 が、まあ、キャビテーションについては気温がマイナスになるような環境で無い限り あまり気にする必要はないですが、走りはじめはATに優しく運転してくださると 故障率も下がります。まあ、なおピーマンさんのような使い方(ブースト上げすぎ) であれば間違いなくオイル自体が保証温度を超えていると思いますので、 クーラーは付けたほうがATには優しいですね。
>ATの保護には鉱物油、100%科学合成オイルのどちらが適しているんでしょうか? この質問にはCVTを例にしてお話させていただきます。 耐久性に関しては鉱物油、100%化学合成油ともに殆ど変わりありません。 わずかに100%化学合成油のほうが伸びましたが、コスト面から考えれば 誰でも鉱物油を使うことでしょう。保護したいのであれば、純正をオススメします。 といいますか、まあ実験をやっていて強く思うのですが、純正は性能と耐久性の両方を 高次元で両立しているのです。且つ安価に(苦笑 ですので、性能より耐久性を求めるのであれば 純正を入れるのが一番です。逆に耐久性を無視して性能を追求したいのであれば高性能オイル を入れてもいいんじゃないでしょうか?それで壊れようと自己責任に対処できるならば。 これはエンジンオイルにも言えます。というか市販されている高性能オイルは正直、 耐久性に目を瞑って性能だけを売り文句にしています。そりゃ耐久性を無視すれば 高性能化は簡単ですよ。一番いいのは純正オイルを定期的に交換し、数回に一回は フラッシングしてジンクなどを取り除いてあげることです。
あと、変速ショックについてですが耐久性には問題ないかと。ただ乗り味として 好き嫌いの範疇ですね。ただ、100%化学合成油のほうがオイルとしては 性能が高いのでどういう理由でショックが出ているかがもんだいですね。 それと100%化学合成油はシール等のゴム類の劣化速度を助長させます。
あと、もし、故障が焼きつきであればセルシオのオイルを入れてみては どうでしょう?悔しいですがあのオイルは焼きつきに関しては素晴らしいです。 っていうか焼きつきませんw
添加剤に関してはなんとも・・・まあ、その場しのぎ程度と考えておけばいいかと。 添加剤を入れたら燃費があがったとよく言いますが、そのとき添加剤ではなくオイル 交換したらどれくらい燃費がよくなるのか?それもはっきりさせなければ添加剤だけでの 性能は見れませんしね。添加剤と純正オイル、どちらが安いでしょうか?
駄文になってしまいましたがこの辺りで、では。
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